最近では働き方革命という言葉が浸透し、会社員が会社からの給料の他に収入を得るケースが主流になってきました。
ひと昔前は起業家になることが成功者への道でしたが、これからの時代は会社員でありながら色々なことにチャンレンジすることが楽しい人生を歩む方法の1つだと思います。
多くの人が社会人になると年齢が上がるにつれ、どんどん背負うものが多くなり、必然的にチャレンジ出来なくなっていきます。
日本人はリスク回避傾向が強いと言われており、行動に移せない自分に対して落胆している人が多いのでないでしょうか?
ぼくは日本人のメンタリティを考えた時に、多くの人にとって『会社員×副業』の働き方が最高の働き方になると思っています。
- 起業に対する覚悟が出来ていて具体的なプランまである人
- 行動力がずば抜けている人
- キャリアプランに迷っている人
- 今の会社員生活にもやもやしている人
- 転職を考えている人
『社畜』と呼ばれないサラリーマンになるには?
あなたが今の上司の年齢になったらどんな働き方?
以前の日本の企業は社員が定年まで働くことを前提にしていましたが、今では定年まで面倒をみるつもりで運営している企業が少なくなってきています。
会社に対して貢献していない人を長期的に雇用するほどの余裕はこれから急速に減っていくでしょう。
雇用の長期化ができないということは企業に余裕がなくなっていることであり、その影響により役職の地位自体も用意できなくなっていきます。
例えば、以前までは「部長」という肩書きはマネジメントのみを行えば良かったかもしれませんが、今では自身もプレーヤーとして動くことが求められています。
ぼくががいた銀行はその最たる例です。
一昔前の支店長は朝に支店に出社し、そのままお客さんとゴルフに行き、夕方くらいに戻ってきて
変わったことはないかー?お前らちゃんとやれー
と言って、数千万もの給料をもらっていました。
しかし、ぼくが銀行に入社した頃には、支店長は従来のマネジメント業務に加え、部下の営業同行にも多くの時間を費やしていました。
そして給料はひと昔前の銀行員と比べられるような金額ではありません。
銀行は旧態依然の組織の代表格であり、日本企業の衰退による役職者の役割や収入の変化を表しています。
銀行の右肩下がりは火を見るよりも明らかです。ぼくはこの話を聞いて転職を考えない銀行員の先輩たちがとても不思議でした…
現状維持を選ぶと、10年後のあなたは今の上司か、それ以下になる
複数の経験を持っている会社員になろう
企業は役割を与えることで社員を動機付けしてきましたが、これからの時代では十分なポジションや給与を用意出来なくなり、社員の動機付けすることが難しくなっていきます。
こういった環境の変化に対して、雇用される側はどこにいっても働ける能力や考え方を高めるために自己投資をし続けることが必要なのです。
では自己投資とは何なのか?というと、自分が行動して経験した質と数です。
昔は情報自体の価値が現在よりも高かったので、本を読んだり勉強することで知識を蓄えることが自己投資の一環でもありました。
しかし、今ではグーグルで検索したら何でも分かるので、情報を持っていること自体には価値はありません。情報を使って何を体験したか?どんなことがアウトプットしたか?ということが重要なのです。
当然ですが、他の人たちと同じ経験を持っていても何の意味もありません。例えば、『新卒の会社にずっと営業マンとしてノルマに追われながらイヤイヤ定年まで働く』といったことは多くの人が経験している普通のことなので誰も興味を持たないのです。
環境の変化や自分の市場価値を考えた時に、特異な経験をすることが価値になり得ます。
基本的に『chnage is always good』であり、何もしないことは非常にリスクです。
しかし、急に起業したり、フリーランスになったりすることは多くの人にとってハードルが高く、心を壊してしまうかもしれません。
そこで僕は、『会社の外で行動してみる』もしくは『会社自体を変えてみる』といった小さなアクションを意識することが最初のステップとして重要だと考えています。
ぼくが起こしたいくつかの小さなアクションのうち、ホリエモンのオンラインサロンに入って学んだことについて今回は書きます。
お金を払って経験を積むことのできるオンラインサロン

オンラインサロン内で起きている新時代の働き方
ぼくは会社員をしながら、ホリエモンのオンラインサロン「HIU」の会員になり、会費として毎月1万円を払って参加していました。オンラインサロンで様々な人と出会い、プロジェクトを間近で見てきたり、自分でも参加してみたりもしました。
普通は1万円というお金を払っているのだから、このオンラインサロンでは「何かを教えてもらえる」と考えるでしょう。
しかし、このコミュニティは自分が行動しなければ、1万円払っても教えてもらうどころか、何も起きません。
断言します、何も起きません。強いていうならFacebookで通知が来るくらいです。
ましてや、オンラインサロンで知り合った人の中には、睡眠時間を削って作業をしてる人もいました。
今までの『働く』という常識では考えられないことが、オンラインサロンでは起きているのです。
しかし、これからの時代はオンラインサロン的な働き方が主流になっていくと思いました。
彼らはオンラインサロンで、「お金自体」を得るために働いていないのです。お金を稼いでいなかったとしても、常にモチベーションが高く、前向きなのです。
会社やスポーツチーム、公共団体などの色々な組織がメンバーのモチベーションコントロールで苦労している中で、このオンラインサロンはどのような特徴があるかを知ることが何かのヒントになると思っています。
会社員として働くことと、オンラインサロン(副業)は何が違う?

なぜオンラインサロンという組織では『前向きに働くこと』が起きるのに、会社という組織では起こらないのでしょうか?みんな就職活動の際に、自分のやりたいことを見つけたはずなのに。
この答えは「会社には自分が好きなことでないことが多すぎる」からだと思います。
例えば、サッカーが好きでサッカー関連の会社に入ったとしても、経費精算、報告事務、クライアントとの接待など、本来やりたいサッカー関連の仕事にたどり着くまでに膨大なタスクがあり、そのタスクに費やす時間がほとんどです。

一方、自分でお金を払っているオンラインサロンは何かのタスクを強制されることはありません。「サッカーを教える」ことを行いたい場合、他のサッカー業務はそのタスクをやりたい人がこなしてくれます。
このように、オンラインサロンには「自分の得意・やりたい部分だけを請け負い、1つのものを作り上げる集団」という一面もあります。
単純な『つながり』などのコミュニティ観点だけはなく、自分が好きなことや得意なことだけを行い、チームでアウトプットできるというメリットが、オンラインサロンにはあります。
副業ではオンラインサロンと同じ働き方ができる
自分の得意なことや好きなことが分からない問題
好きなことや得意なことなんて自分にはない…
『好きなことや得意なことを会社外でやろう』と言った際に、必ずこの問題が発生します。
会社の業務で疲れた後に自分にムチを打ってやれるほどの情熱を持ったものがなく、結局何もしないまま日々は過ぎていくことはありがちなパターンです。
そんなにやりたいことがあっていいなぁ
ぼくは会社の人からも社外の人からも社外の人からも、この言葉を何度言われたか分かりません。
この発言を聞いた時にいつも思うことは「そんなに情熱を持って始めていない」ということです。
ぼく自身サッカー以外で好きなことはそれほどありません。

多くの人の考え方と違う点は「まず始める」ということです。
人間はやっていくうちに没頭していく習性があるので、やっていたら気づいたら進んでいた、ということがあり得るのです。ぼくの場合、このブログがまさにその典型です。
文章を書きたいときや、誰かに何かを伝えたいと思った時に、記事を書いてみたら、いつしか書くことが楽しくなっていき、やりがいになっています。
ちなみにこのブログでの収入なんてありません。それでも自分が伝えたいことがあるから書いているのです。
もちろん、その裏側には始めてみて「つまらないな」と思って辞めたものもたくさんあります。
ただ、たくさん始めてみたからこそ、いくつかは継続して残るものがあるのです。
副業も転職もすぐに行動すべき
『まずやってみる』ことを習慣化させないと、30歳になっても40歳になっても
これは本当にやりたいことなのか?
気が向いたらやってみよう。
と言って、結局何もしないビジネスマンになります。
行動しないことによって得られるものはありません。それは副業でも転職でも同じです。
『少しの興味ですぐに行動できる瞬発力』は一番重要な要素だと思っています。
転職においても、同じです。無責任に感じるかもしれませんが、あなたが何千万も給与をもらってたり、心の底からやりたいことを出来ていない限り、転職はしないメリットを探す方が難しいはずです。
自分の場合、銀行で成績も残せていて仕事も楽しい状態でしたが、それでも退職をしました。そのくらい環境を変えるということにはメリットがあります。
もし転職のハードルが高いようであれば、転職はしなくても、『転職活動』は始めましょう。
・会社の仕事以外にお金を払ってでもやりたいことをやる
・得意なことや自分がしたいこと以外は他の人にお願いする
・少しの関心ですぐに行動する習慣をつける
会社員として副業などにチャレンジが出来る時代

働き方革命や、副業OKの流れは勇気のない僕にもあなたにも朗報です。
なぜなら、それなりにやりがいのある仕事が会社員として見つけられれば、副業と組み合わせることで、リスクヘッジした状態でチャレンジすることが可能だからです。
副業で少しの成果を出せば、安定的な収益源になるかもしれません。
会社員としての最強の働き方
会社員を少しのパワーで最低限の仕事をしながら、副業で収入を得ている人はたくさんいます。しかし、僕が理想としている働き方は少し違います。
「会社員として会社を活用し、その経験を活かして副業をする」ことが最強の働き方だと思っています。
会社とは使うべきものであり、実際に非常に「使える」ものです。『人脈』『信用』が最初から付いて来ますし、いきなり起業することに比べると、ロケットスタートした状態で戦うことができます。
会社員として成果を少しでも残せば、自分の信用に会社の信用というレバレッジが加わり、さらなるジャンプアップが可能です。しかもほぼノーリスクです。こんなに美味しい話はありません。
サラリーマンもまた、やりようによってはいいとこ取りの最強の働き方なのです。
会社で実績を作り、その経験を活かして副業で給料の何倍も稼ぐというモデルはこれからはどんどん出て来ると思います。(スキマ時間とは言え、自分の命と同じ『時間』を、時給1,000円で働いたら全く意味がないことです。これはお分かりかと思うが念のため伝えておきます)
そして、副業をすることによって、会社員としての本業のレベルアップにも必ず繋がり、所属している会社にも還元することが出来るのです。

会社での実績を上げたら、それを活かして社外で色々なことにチャレンジしましょう。
たった1回の人生ですから、会社の枠組みに囚われず、やりたいことは全てやるべきだと思います。
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