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銀行からの転職選びの基準で外してはいけないもの

2020 5/11
銀行からの転職選びの基準で外してはいけないもの
困っている女性のアイコン画像困っている女性

銀行から転職を考える時にどんな基準で選べばいいんだろう・・?

転職希望者のアイコン画像転職希望者

銀行にいても尊敬できる先輩や上司がいない・・・

最近では銀行の早期退職のニュースが増えて、これまでの銀行に対するイメージが大幅に変わっています。

これからの銀行の未来を考えた時に、今あなたの上司や支店長以上の待遇や職場環境になることは期待できません。

もちろん、銀行に残ることが必ずしも悪いことではありませんが、たった1回の人生なので、自分の将来のキャリアに向き合うことは必ずした方が良いでしょう。

ぼくは銀行を退職した後に、2回も職場を変えてきました。

この記事を書いている人
  • 新卒で銀行に入社(not メガバンク)
  • 4年間、法人営業を行なった後、銀行を退職しニート
  • 7ヶ月間のニート生活の後、リクルートに転職
  • 3年間のリクルート生活の末、ベンチャーキャピタルに転身

ぼくが入社4年目の転職活動をしている時に、ネットで情報収集をしましたが、どの情報も参考になりませんでした。

なぜなら、銀行からの転職の情報に記事を書いている人のほとんどが、元銀行員ではなかったり、銀行が嫌でとりあえず辞めた人や、楽な企業に転職して副業でブログで稼いでいるような人ばかりだったからです。

ぼくは銀行員での経験を活かして、転職後もしっかりとしたキャリアを歩みたいと思っていたので彼らをベンチマークするべきではありませんでした。

銀行員を辞めて数年が経ちますが、振り返ってみると当時の決断は正しかったと思います。

皆さんもぼくのように「銀行員の次の仕事でもやりがいを持って働きたい!」と思うであれば、この記事は参考になると思います。

目次

普通の若者が銀行によって”銀行員”に変化していく

世の中の銀行員のイメージは、ミスを恐れる、年功序列、色々な意味でカタい、真面目そう、安定を求める人、などなどが挙げられるでしょう。

実は銀行員が保守的でチャレンジをしないのは非常に合理的なのです。

なぜなら、社員がチャレンジをしない方が銀行業務が円滑に進むからです。水に住む動物がエラ呼吸できるようになったり、泳ぎが得意になるように進化するのと同じです。

銀行業務とは、お客さんのお金をお預かりして、そのお金を元手に誰かに貸し付けることです。

要は自分のものではなく、人から借りたものを人に貸し、返してもらわなければならない。

だからこそ、社員には失敗を必要以上に恐れさせ、組織として統制する方が会社全体として業務が回るのです。

そして、長い月日の時間の流れと共に、銀行の拭い去れない文化として定着していったのです。

会社の文化は個人にも大きな影響を及ぼします。

新卒で銀行に入社した時には、全員が個性があったにも関わらず、気付いたら没個性的な人間になっていきます。

そして、気付かずうちに自分が歳を取り、若いイキイキとした新入社員が来たら、今の自分のようになることを無意識に強制していきます。決して悪気があるわけではありません。

それだけ環境が与えるパワーというのは大きな力を持っています

組織文化や環境はその業態やビジネスモデルに基づくものが強く、人ひとりの価値観や思考を変えてしまうほどの威力を持っています。

会社風土は業務の内容によって形成され、簡単に変えることは出来ない

銀行の中でもミクロレベルで違う環境によって自分が形成される

ぼくは銀行員時代、東京と大阪の両方の支店を経験しました。

同じ銀行でも働く場所が異なると、仕事の仕方やお客さんとの距離感など、様々な面で違います。

例えば、東京の支店では定量的なメリットにでお客さんが動いてくれるかどうかが決まります。金利、手数料水準、融資期間など、ビジネスライク的に判断されることが多い。

よって、社内の会話も定量を用いた論理的な説明が求められる機会が多く、普段の会話も根拠ありきのコミュニケーションが多かったです。

一方、大阪の支店ではお客さんとのリレーションによって営業数字が大きく変動しました。

だから、社内のコミュニケーションでも「あいつが言うんだからいっか」という風潮があり、必然的に人あたりの良い営業マンが多くなっていきます。

ここで考えなければいけないのは、どちらが良いか悪いかということではありません。

あなたの人格や思考性、ビジネススキルはあなたの周りにいる人に大きく左右されるということです。

それも、”会社”とか”〇〇営業部”という大きな単位ではなく、同じグループや支店など、もっと細分化された小さい単位での組織ということです。

転職先選びの基準で絶対に外してはいけないもの

ここまでお読み頂ければお分かりになると思いますが、「仕事は何をやるか」も重要ですが、『誰とやるか』はそれ以上に重要かもしれません。

例えば、ぼくは銀行からリクルートに転職しましたが、業務内容だけで考えたら、おそらくリクルートよりも銀行の方が面白いと思います。

銀行員で行なったスキルや学んだ経験はとても価値のあるものです。

銀行の業務は融資を始め、M&Aや不動産など、経営全体に対して様々な面で関わることが出来るため、転職市場では一定の評価を受けます。

ぼく自身も転職活動をしていた際には、銀行での業務経験を面接でしっかりと伝えることでご評価頂けました。

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業務内容だけを見たら、リクルートは銀行に劣ると考えていました。転職することを検討していた時には「リクルートの仕事はつまらないかも?」と思ったのを覚えています。

しかし、実際に入社してみると、楽しいと感じながら働くことができたのです。

それは業務内容でも給料でもなく、周囲にいる人が面白いからです。

この場合の”周囲”とは会社全体のことではなく、同じフロアや同じグループのことを指していますが、自分の身の回りにいる人の人格に大きな影響を与えるのは、会社の文化であることは間違いありません。

だからこそ、会社全体での組織風土やカルチャーは転職する上で、とても重要なのです

銀行からリクルートに転職して起きた自分の変化

年収や業務内容の方が大事だよ

という声を良く耳にしますが、もちろん年収も転職する上で重要な要素です。

しかし、転職活動で、職場の風土や文化の優先度が低い人は転職に失敗するケースが多いのです。

ぼくはリクルートでの勤務経験や銀行の元同期や後輩からの相談で、多くの転職事例を見てきましたが、年収や勤務地にこだわる人ほど、転職に失敗しています。

銀行員の場合、転職前の年収も比較的高いので、同水準を保つことに必死になり、もっと大切なものを疎かにして、転職後に後悔する人は少なくありません。

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いかに周囲の働く人の存在は大きいのか?」の例として、銀行員からリクルートに転職した自分に起きた変化の事例をいくつか挙げてみたいと思います。

大きく分けて3つありますので、それぞれ解説していきます。

・”生産すること”に対する時間が圧倒的に増えた
・健全な危機感により、社内と社外の行動量が増えた
・周囲への接し方が変わった

”生産すること”に対する時間が圧倒的に増えた

銀行員時代の移動時間や、お風呂に入っているなどのスキマ時間には

そそのアイコン画像そそ

あの言い方って絶対怒ってたよな・・・・嫌われたかな?

そそのアイコン画像そそ

◯◯さんに伝えてから、◯◯支店長に言った方が良いかな?

など、社内の人間関係について考える時間が多く、社外の人への提案やアウトプットする時間が限られていました。

転職した感じたのは、「銀行の人間関係の風通しの悪さ」です。

しかし、リクルートに転職してからは無駄に人間関係について気を遣うことが少ないため、

そそのアイコン画像そそ

新しい提案するためにこんな案はどうかな?

プライベートの時間に社内の変な人間関係について心配する時間が圧倒的になくなりました。

職場環境が良いと生産性の高いアウトプットが増える

健全な危機感により、社内と社外の行動量が増えた

銀行に在籍していた時は、目の前の業務をひたすらこなすことに精一杯でした。ましてや副業なんてできないですよね。

銀行員時代の友人で社外で活動している人といえば、通信制のMBAに通ったり、せいぜい資格の勉強している人がいるくらいでした。

しかし、転職後のリクルートでは、周囲の人が前向きに色々なことにチャレンジしていました。

副業で自分でサービスを作って毎月収入が入るモデルを作っていたり、スポットコンサルを請け負っている人も多くいます。

そんな環境に身を置いていると、自分も引きつられるように、「色々なことに挑戦しないと!」という気持ちになります。

実際に、社外社内問わず、各方面での取り組みをしようと行動することが増えました。

ほんの一例ですが、twitterを通して『営業について考える会』を企画したり、スポーツのコミュニティの運営をやったりしています。

その他にも、ぼくは副業で中小企業に対して経営と財務のコンサル業務を行なっています。銀行で学んだ知識とリクルートで身につけたスキルで、会社の外で仕事を行うことが出来ています。

さらに、リクルートで働いている人は転職することが前提です。

平均勤続年数も短く、リクルートの次に働く場所を自分で用意しなくてはいけません

銀行のような大企業であれば、30歳になったら課長、40歳になったら支店長、のように時間と年齢によってある程度のポジションと年収が想像できます。

しかし、リクルートのような企業では数年後にリクルートを離れることが当たり前のため、嫌でも自分自身にスキルと経験をつけようとします

周囲の人がこのような人で溢れているため、自然と自分もキャリアについて考えるようになり、そのための行動をしますよね。

ぼくはそんなに強い人間ではないので、仕事も慣れた環境に居続けたら

そそのアイコン画像そそ

まあこのままでもいっか

と言って、めんどくさい転職活動を先延ばしにしたり、本気でキャリアのことを考えることから目をそらす自信があります。

銀行員の人はプライドが高いので、自分自身の市場価値が高いと思いがちです。

銀行員のアイコン画像銀行員

銀行で働いていれば、転職も簡単!

20代の半ばであれば、転職先の選択肢は広いかもしれませんが、30歳に近づくに従い、どんどん選択肢がなくなっていきます。3

30歳を過ぎるとポテンシャル採用の文脈は無くなりますので、必然的に転職先は同業種になります。

銀行からの転職事例や、銀行員が転職可能な現在の求人について、以下のエージェントに聞いてみると良いと思います。

大手エージェントでは一般的な話しか聞けないので、金融に特化したエージェントに話を聞くことをオススメします。

自分の働く場は自分で探すという姿勢を持って、現状ではどんな選択肢があるのか?を常に把握しておくことは非常に重要です。

ぼくも、リクルートの「自分で転職先を用意しないといけない環境」が良い意味で”危機感”をもたらしてくれたからこそ、自分自身でキャリアを作ることができたのだと思います。

周囲への接し方が変わった

銀行員時代には、自分が上司に受けているような考え方で、自分の周囲にもコミュニケーションをとっていたと思います。

話の矛盾を指摘したり、言い方が少しきつくなってしまったり、友人の起業相談の際には、否定的な言葉ばかりをかけてしまったり。

銀行は会社の決算書の矛盾点を探したり、お金が正しく勘定されている仕事なのだから、こうなるのは当然ですよね。銀行で新規事業を求められることはありませんし・・・

しかし、リクルートで働きだしてからはポジティブな態度や言葉を使える頻度が増えたと感じています。

銀行の時は、営業のやり方や社内事務作業について提案すると、

そそのアイコン画像そそ

〇〇というやり方の方が作業負荷が低いですし、効率的だと思います

銀行の上司のアイコン画像銀行の上司

そんなことは実績出してから言え!

と言われることが多いでしょう。銀行は決まったやり方で、出来るだけ早くミスなく行うことが求められる仕事だからです。

しかし、リクルートでは

リクルート上司のアイコン画像リクルート上司

面白そうだね!やってみなよ

となります。

銀行からリクルートに転職した際には、あまりの文化の違いに衝撃を受けました。

仕事が1日の大半を占めるので、必然的に一緒に仕事をする人の影響を受けます。それがプライベートの発言や行動にも影響するのは言うまでもありません。

銀行員だからこそ転職先の基準はよく考えよう

会社員の難しいところは、自分で働く人や環境を完全にコントロールできないことです。

異動や配属先の辞令を受けると、自分の働く周囲の半径数メートルはコントロール不可です

しかし、これまで述べてきたように周囲半径数メートルの環境が自分のビジネス人生に与える影響は絶大です

銀行で働くことで知らぬ間に、「保守的」「リスク回避」「正確性」の働くスタンスが身についています。

これは決して悪いことではなく、むしろ素晴らしいことです。

だからこそ、次の転職先は、自分の幅を広げるためにチャレンジングな環境だったり、フラットな環境に身を置くのが良いのではないのでしょうか

転職を検討するには「年収」「勤務地」「仕事内容」「会社規模」など様々な選択の基準がありますが、『会社風土』『職場の雰囲気』はそれらと同じか、もしくはそれ以上に重要です。

では、具体的に「銀行からの転職」を考えるにはどうしたら良いのでしょうか?

銀行員の転職は特別だということを認識する

まず、一番に重要なのが「世の中の転職事例」に惑わされないことです。

銀行が組織風土も業務内容も特殊であるゆえ、銀行員ならではの事情を理解してくれる人に相談しないといけません。

『銀行員の転職!』みたいな記事で最終的には大手エージェントを登録する情報に振り回されてはいけません。

そこで銀行員が転職を考える際には登録が必須なエージェントはこちらです。

マイナビ金融AGENT

金融業界出身者のみで構成された特殊エージェントチームであり、銀行員の転職事例も多く取り扱い実績を持っています。

自分の年齢や業務内容では、どんな選択肢があるのか?教えてもらうのが良いでしょう

大企業では、周囲の環境はくじ引きのようなものなので、もし周囲数メートルの環境が悪く、異動などがない職場であれば、すぐに辞めるべきです。

それほど、あなたの人生に大きな影響を与えるものです。繰り返しになりますが、会社員はこれを完全にコントロールできません。

銀行員を続けるのか?を決断することが重要

給料や事業内容よりも、半径数メートルにどんな人がいる確率が高いか?を大切にし、ダメだったらすぐに環境を変えるべきです。

・周囲の人が自分の思考や価値観に与える影響は計り知れない
・職場の人間環境が悪ければすぐに離れるべし
・『何をやるか』よりも『誰とやるか』

ぼくは銀行からリクルートに転職することで、自分の周囲の環境をできるだけコントロールするように努めてきました。

特に銀行員の場合、銀行での業務経験により保守的な考え方やスタンスが知らない間に染み付いてしまっています。

「自分のキャリアは自分で作る

自分でコントロールできないものも含めて自分のキャリアには自分自身で責任を持つ”自責思考”が重要なのだと思います。

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この記事を書いた人

そそのアバター そそ 現コーポレートベンチャーキャピタリスト

元リクルート営業、元銀行の法人営業。銀行の営業では全国1位、リクルートでは3年の在籍で2回の年間表彰を受賞し、新規事業PJ立ち上げも経験。営業一筋だったキャリアから一転してベンチャー投資の世界に飛び込むまでのキャリア論を記載

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