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リクルートが起業家を輩出しつづける理由

2020 5/31
転職希望者のアイコン画像転職希望者

リクルートの人ってみんな起業するんでしょ・・?

ぼくがリクルートに入社してから、非常に多くの人からこのような質問を受けてきました。

もちろん、全員が起業がする訳ではないですが、起業する人の割合が多いのは間違いありません

そして、起業した人の中でも多くの人が成功を収めています。

リクルート出身の起業家 例

・株式会社Kaizen Platform 須藤 憲司氏
・株式会社nanapi 古川 健介氏
・株式会社セプテーニ・ホールディングス 七村 守氏
・株式会社リンクアンドモチベーション 小笹 芳央氏 etc

他にも無限にいるので、挙げたらキリがありません。

上記のような有名企業の創業者でなくても、とてつもなく利益を上げている起業家はゴロゴロいます。

では、こんなにもリクルートから起業家が輩出されるのはなぜでしょうか?

採用で優秀な人だけを集めているからでしょうか?

もちろん、入社時点で優秀な人は多いですが、理由はそれだけではありません。

これだけたくさんの起業家を輩出するには理由があるのです。

今回は「リクルートが起業家を輩出し続ける理由」について、銀行からリクルートに転職したぼくが開設しようと思います!

この記事を書いた人

・新卒で銀行に入社(not メガバンク)
・4年間の法人営業を経験したのち、退社
・7ヶ月間のニートを経て、リクルートに転職
・入社1年で50名の営業リーダーを務める
・3年間勤務したのちにベンチャーキャピタリストに転身

目次

起業精神を植え付けるリクルートの個の尊重

銀行からリクルートに転職した際に、一番のカルチャーショックだったことがあります。

リクルート上司のアイコン画像リクルート上司

お前はどうしたいの?

この言葉はリクルートの社外の人にも有名な言葉ですよね。

実際に入社してから、この言葉を聞いた時に「うわ、本当に言うんだ、これ」と思ったのを覚えています。

そして、その後の長いリクルート生活で何度も何度も聞かれるのです。自分が悩んでいても、迷っていてもひたすら聞かれます。

入社したての頃は、この質問をする理由が分かりませんでした。

しかし、単に目の前の課題に対しての「お前はどうしたいの?」から、「クライアントの課題をお前はどうやって解決したいの?」「業界の問題についてお前はどう考えているの?」という風に、問いかけの範囲がどんどん広がっていくのです。

普通の営業マンは、「ノルマをどういう風に達成しよう?」という目線で働いている人がほとんどだと思います。

しかし、「お前はどうしたい?」の問いかけが、深く広く広がっていくことで、社会全体に対する自分の当事者意識が育まれていくのです。

”リクルートの”個の尊重とは?

ぼくが考えるに、他の企業で言われている「個の尊重」とリクルートで言われる「個の尊重」では大きく内容が異なると思っている

一般企業で言われているような「価値観の違う人を受け入れる多様性」とか「社員のやる気やモチベーションを大切にする」みたいな話ではない。

銀行からリクルートに中途入社して驚いたことは

そそのアイコン画像そそ

何も指示されない・・・

銀行で決められた膨大なタスクに追われていた自分は、リクルートの放任主義な風土に圧倒されました。

上司から言われたからやる、誰かに与えられて仕事をする、という意識では、リクルートでは何も得るものもないし、当然活躍することも出来ない。

だからこそ、「自分はどうしたい?」が重要になってくるのだ。

”自分の意思”は評価にも関わってくる

「自分の意思を持って仕事しよう!」のような、理想論ではなく、リクルートの社内では社員の評価項目にガッチリ組み込まれているのも特徴です。

人事評価制度「6つのスキルと4つのスタンス」の中に、具体的な項目として「圧倒的な当事者意識」という評価項目が存在する。

リクルートという環境にいれば、自然と当事者意識が醸成されていくことが多いのだが、「自分は当事者意識が高い」と思っていても、他のメンバーと比較すると敵わずに活躍できない人も出てくる。

特に、ぼくと同じ銀行出身者は受け身の姿勢やプライドが高い傾向があり、自己評価と他者からの評価に大きな乖離があるケースが多い。これは銀行員だけでなく、中途入社者に多い傾向だったりする

起業に必要なビジネスの種を見つける力が養われる

「圧倒的当事者意識」の評価項目に加えて、リクルートの人事評価項目の中に「イノベーション」という加点項目もある。

イノベーション・・・想定してなかった革新的な取り組みをした場合に加点となる

普通の営業マンであれば、目の前のクライアントへの売上で評価されることが一般的であるが、それ以外に自身で考え行動し新たな成果を生み出した場合には、しっかりと加点される仕組みになっているところもリクルートならではの制度だと思います。

普段から、「この業界の問題点は?」「どのような解決方法があるだろう?」と考えることは、つまり、起業する際のアイデアを考える際の思考方法と似ている。日々の業務から、このようなトレーニングを積んでいることで、知らないうちに起業へのステップを踏んでいるのだろう

起業家に必要な組織マネジメントを学べる

リクルートの組織文化は、非常に特殊で魅力的であることは当ブログ内で何度も述べてきました。

今回は「起業をする」ということにフォーカスして、リクルートの組織文化の凄さを解説したいと思います。

もしあなたが、優秀な営業マンが集まる組織の経営者だとしたら、どのようにして営業マン達を束ねますか?

ぼくがいた銀行がまさにそうでしたが、ほとんどの組織が営業マンの実績を見える化して、数字を競わせようとします。

しかし、リクルートでは「なぜ実績を出せたか?」のノウハウを共有することを求めるのです。

自分の取り組みを言語化させる

Twitterでよくこんな光景を見かけませんか?

元リクルートのアイコン画像元リクルート

元リクルートでMVPです!

元MVPがたくさんいるのには理由があるのですが、その理由は一旦置いといて、今回注目すべきは「リクルートには表彰される機会が多い」ということです。

さらに、一番のポイントはリクルートの表彰は褒め称えるだけでなく、表彰者は自身の取り組みは大勢の前でプレゼンするということです。

一般的な会社のスーパー営業マンに、「なぜその実績を出せたのですか?」と聞いて、明確な答えがすぐに帰ってくることはほぼない。(実際にかなりの人数を相手に実験したことがある)

営業マンのアイコン画像営業マン

たくさんお客さんのところに行って・・・仲良くなって・・えっとそれで・・

しかし、リクルートでは「他の人でも使えるようなエッセンスを伝えられる」段階になって初めて表彰を受けることができる。

どうやってその成果を上げたのか?をいうノウハウを詳細に、他の人でも使えるように組織に対して納品することが求められるのだ。

反対にいうと、何回も表彰される人はその度に自身の取り組みを棚卸する機会が何度も訪れ、表彰されない人との差がどんどん広がっていく傾向にある。

自然と周囲に火をつける組織運営

リクルートで表彰者された人が、TwitterでPRするのは彼らが承認欲求が強いからという理由だけではない。(もちろん、そう行った理由も大いにある)

リクルートの表彰の場の演出や仕立ては凄まじく、どんなに引っ込み思案な性格の人でも自信に満ち溢れさせるくらいのインパクトを持っている。

ぼくも何度か大きな舞台に立たせてもらったが、人間が米粒に見えるくらい、壮大なものでかなり衝撃的だった。

当然、観客側に座っている人は「自分もあの舞台に立ちたい!」と考えるに決まっている。

リクルートはビジネスモデルや商品開発の考え方において、「お金の使い方」がうまいなぁと思うことが何度もあるが、表彰も同じである。

非常に莫大な資金を投下して表彰の場を行うが、社員をやる気にさせてそれ以上のリターンがあると思わざるを得ない仕組みを構築している。

起業が身近になるリクルート独特の文化

このように1人1人のメンバーが自然に自発的に行動するような組織の仕組みが整えられてるので、多くの人が起業をするためにリクルートを卒業していきます。

退職した後も関係は続くので、起業後の話を聞いたりしたり、友人がどベンチャーに転職をしていくのを目の当たりにすると、いやでも起業を意識するようになります。

人は環境に大きく影響されるので、自身はどのようなキャリアを歩むのか?を真剣に考え、その結果、起業に踏み出すことも少なくありません。

起業家とベンチャーへの登竜門

大企業からいきなり、ベンチャーに行くと物事の勝手の違いに戸惑い、活躍できずにすぐに退職してしまう人がたくさんいます。

大企業で仕事ができる、とベンチャーの仕事の内容では全く異なるので、自分のスキルを見誤る人が多いのです。

いまや、リクルートや大企業ですが、それでも仕事の進め方や考え方にはベンチャー気質みたいなものが強く残っています。

だからこそ、大企業からいきなりベンチャーに行くくらいであれば、一旦リクルートで修行するのはキャリアとして大いにアリなのではないかと思っています。

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この記事を書いた人

そそのアバター そそ 現コーポレートベンチャーキャピタリスト

元リクルート営業、元銀行の法人営業。銀行の営業では全国1位、リクルートでは3年の在籍で2回の年間表彰を受賞し、新規事業PJ立ち上げも経験。営業一筋だったキャリアから一転してベンチャー投資の世界に飛び込むまでのキャリア論を記載

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