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銀行の営業で辞めたいと思っていた営業マン時代の1日の流れ

2020 5/19
銀行の営業で辞めたいと思っていた営業マン時代の1日の流れ
銀行員のアイコン画像銀行員

銀行の営業が辛すぎる・・本当に辞めたい・・・

営業はただでさえ辛いのに、銀行の営業は本当に辛いですよね・・

ぼくは今でこそ、ポジティブで行動的な人と言われますが、社会人なりたての頃は全くそんなことありませんでした。営業のストレスで視力が一気に低下して鬱病と診断されたこともあります。

もしあなたが「銀行の営業は辛い」「自分はメンタルが弱いのではないか?」と思っていてネガティブな気持ちになっているのであれば、それは普通のことです。

あなたが弱い人間だからではありません。

この記事で伝えたいことは 「苦しくても逃げちゃだめだ!」「辛い経験を通して成長できるぞ!」 みたいなことではありません。

かといって、「すぐに転職すべきだ!」「石の上にも3年は信じるな」というような退職を促すようなメッセージでもありません。 ただ単に、ぼくの辛かった経験を知ってもらえればOKです。 

なぜなら、ぼく自身が鬱時代だった銀行員時代の行き帰りの電車で、同じような経験をしている人のブログを読んで、「自分と同じような人って結構いるんだな」と知って、キモチが楽になったからです。

 このブログを通じて、どなたかの気持ちが少し楽になり、こんな人でも今は楽しく生きているんだな、と思ってもらえたら嬉しいです。 ※今回ご紹介するケースは特に辛かった期間の日々を記載したもので、銀行員生活4年間が常にそうだったわけではありません。 

この記事を書いた人

・新卒で銀行に入社(not メガバンク)4年間法人営業を行う
・退職後、7ヶ月間のニート生活
・法人営業としてリクルートに中途入社
・3年間のリクルート生活の末、ベンチャーキャピタリストに転身

目次

パワハラ支店での1日の営業の流れ

ぼくは新卒で銀行に入社し、初めて配属された支店が「配属されたらやばいベスト3」という社内の謎のランキングにラインクインするような支店でした。

いざ配属されると、噂通りのパワハラ支店で、毎日怒鳴られ、仕事も分からず、仕事以外の時間はぼーっとしている日々が1年間くらい続きました。  

よく耐えたね」「辞めなかったのすごい」と言われるのですが、頑張ったという感覚はありません。

一定のストレスでは退職や転職活動を考えられるのですが、過度なストレスによって、もはや何もしたくなる気持ちだったからです。

そんな当時のぼくは1日1日が進むのが永遠に感じるほど、会社に行くのが嫌で仕方ありませんでした。

ずっと朝でいてほしいと感じる出社するまで

 8時出社に向けて、毎日6時に起きて真っ暗な気持ちで1日スタート 。

ぼくの家から配属先の支店は約1時間程度。

6時半頃に出発して、7時半に支店近くのカフェで新聞を読むのが日課でした。 

いつも目覚ましを5時45分にセットするのですが、会社に行きたくなさすぎて起きれない….,  

ちなみにぼくは朝に強いタイプで、オールでもしない限り、寝坊したことはありませんし、休日でも6時半には目が覚めるようなタイプです。

それにも関わらず、会社がある日は体が動かなくてベッドから出れないのです

目が覚めて、意識がある瞬間から気持ちがずーんと重く、どうせ会社に行くのに無駄に行こうか迷ったりしてました。

前日は早く寝ているのに、深夜の2時とか3時とかに目が覚めてしまって寝れない、そんなことも多々ありました。

それでも、なんとかベッドが起き上がり、準備をして電車に乗り込みます。 

通勤時間は会社が辛い気持ちを吐露してるブログや、転職活動のサイトなどを見て気持ちを紛らわせていました。 

この日常から脱したいけど、そんな気力もない。逃げたくない!この状況を跳ね返したいなんて気持ちもなく、ただ単に新たな行動をする元気がない、そんな気持ちのまま携帯をいじり出勤していましたのです。

いよいよ1日が始まる!出社してからやること

最寄りの駅に到着してから、支店が開くまでの30分は近くのカフェに寄り日経新聞を読みます。

支店長からの

支店長のアイコン画像支店長

今日の日経でどの記事が気になった? 

という不定期に聞かれる質問に準備するためです。

記事を出来るだけチェックし、自分なりの考えをまとめたりしていました。 

いよいよ緊張の出社へ

8時前になると開店を待つ先輩社員や上司が支店のドアの前で待機を始めます。

先輩や上司よりも早く支店の前で待機するために、7時50分から支店の前で待ち始めます。 

この頃にはお腹が痛くなりながらも、怒られたくないプレッシャーから、1日にやることを頭の中でイメージしながら待機します。 

8時になると、上司が支店を開け、それと同時に若手のぼくは急いで支店内に入り、金庫から必要な道具を取り出しに行く。

この時、朝の準備が遅いとすごい勢いで怒られます。小走りで業務に必要な道具や書類を出していました。

ノルマで詰められてからいざ営業に向かう

ぼくの支店では毎朝、営業数字の成果発表を行うのですが、自分の数字を発表させられ、毎日のように怒られます。

そもそも、銀行の営業数字なんて1日単位で動くものでもありません。

発表する意味あるのかなぁ」と思いながら、「これは怒られるためのイベントなんだ」と自分に言い聞かせていました。

朝9時に営業活動開始!機嫌を伺いながら営業をする 

 朝9時になると銀行が営業開始となり、窓口がオープンします。

同時に法人営業部隊はアポに出かけていきます。

しかし、営業でも事務作業や稟議が溜まっていると社内に残ってタスクを消化しなければなりません。

特に〆切が迫っているものや、お客さんに回答しなくてはいけないものは急いで作業をしないといけないのですが、そうも簡単にさせてくれないのが銀行の文化です。 

怒る上司のアイコン画像怒る上司

おまえ数字もあがっていないのによく会社でのんびりしてられるな 

決してのんびりしているわけではないのですが、外回りをしないと嫌味を言われて作業が進まないので、意味もなく、外出することになります。  

他にも、支店長が先輩や後輩にブチ切れていることを横目に 

昔の自分のアイコン画像昔の自分

あ、今は機嫌悪いから会社にいないほうがいいな 

と思って、予定を変更して外出することも珍しくはありません。

ぼくには朝の営業会議でひどく怒られたり、気が滅入って無駄に外出するときに決まっていく公園がありました。

そこで、携帯をいじったりベンチに腰掛けてぼーっとしている時間が唯一、気が落ち着く瞬間でした。  

支店からの電話におびえる営業活動 

銀行の法人営業は事務手続きがとても煩雑です。

若い営業マンは必ずといっていいほど抜け漏れや間違いがあります。ぼくも例に漏れず、ミスをしまくりました。

着信があり、支店からの番号だと分かると怯えながら出てみると 、「この書類出し方違うから帰ってきたらすぐに直して」 みたないことを言われます。

電話をかけてきた先輩も、営業している自分がすぐに帰れないことなど重々承知です

でも、上下関係が厳しい銀行では先輩がいうことには絶対です。

特に当時のぼくのような入社したばかりで、なんの実績もない若手社員は先輩のいうことをそのまま聞くしか選択肢がありませんでした。

厳しいお客さんと担当すると板挟みで心が落ち着く暇がない

銀行は、基本的にいらないお金を借りてもらうために営業をします

テレビドラマの影響で、銀行はお客さんより強い立場というイメージがありますが、実際の営業現場に関しては真逆です。

銀行員に対して中小企業が頭を下げているケースは潰れそうな企業に貸し出しをしてしまった後の話。

普段の銀行員の営業行為では銀行員が中小企業に頭を下げます。

なぜなら、銀行は絶対返済してくれそうな企業に貸し出しをしたいからです。 

過去に良い関係性を築けているお客さんに訪問するのであればいいのですが、仲良くないお客さんに営業をするときには嫌味ばかりを言われます。

「昔、おたくの銀行には散々ひどい目にあわされたよ」「なんでいらないお金を借りなきゃいけないの?」

こんな会話は日常茶飯事です。

せっかく息の詰まりそうな支店を出たのに、関係性のお客さんのところに訪問するときにはお腹がきゅーっと痛くなります。

嫌なお客さんとのアポイントは、ご機嫌を伺いながら会話をして嫌味を聞き流します。 

終わった後には毎回 

昔の自分のアイコン画像昔の自分

おれ何やってんだろうなぁ

と、この先もずっとこんな営業するのかと気が重くなり、転職活動する気力さえも出なかったことを覚えています。

1日で一番緊張する営業から支店に帰る時

営業が終わって支店に戻るのが大体17時頃。

もちろん、そんなぴったりにアポが終わるはずないので、近くの公園で時間をつぶしながら時間に合わせて帰店。 

支店のドアをあけると、支店長が開口一番 

支店長のアイコン画像支店長

今日どうだった?

どうだった?といわれても、銀行の営業は1日単位で大きな変化があるものでもありません。

しかし、怒鳴られるのが怖いので、ありったけの背伸びをした報告をします。 

昔の自分のアイコン画像昔の自分

○○社長と会って次の融資の話をしました。それと、新規開拓として○○エリアで10社程度飛び込み訪問をしました

支店長のアイコン画像支店長

それで数字が上がるの? 

 

昔の自分のアイコン画像昔の自分

いや、まだ見込みは経っていません・・・

 

支店長のアイコン画像支店長

は?おまえ目標達成しようと思ってんの?

 毎日、支店に帰った夕方はいつもこんな様子でした。 

やっと1日が終わると思いきや・・・ 

8時に支店が閉まるため、若手社員を中心に片づけを開始。

特に期末の3月と9月は業務が多忙を極めるので、若手社員は自分の仕事もやりつつ膨大な書類の片づけなどの支店を閉めるための作業もしなければなりません。

そして、期末は異動の時期でもあります。必ず、支店の誰かは異動になり、毎日のように送別会的なものがありました。 

先輩のアイコン画像先輩

おーい、飲み行くぞ 

やっと仕事終わったと思ったのに・・・

飲み会での若手銀行員の役目は聞きたきもない話を聞くことだけではありません。

支店を出る前から、行くお店を探すのは当然若手の役目であり、他にもたくさんのやることがあります。

・必死に携帯で、お店に電話をし空き状況を確認
・お店につくと、誰よりも必死に注文を取り、飲み終わったグラスを片付ける
・お会計はトイレに行くついでに先に済ましておく
・会が終わりそうになったら、先輩たちの靴箱から靴を取り出す
・2次会のお店を調べておく 

 

当たり前のように2件目に連行される

 1次会は女性陣がいたり、営業ではない部署の人がいたりするものの、2次会となると話は別です。

ここから営業として本当の飲み会がスタート。

22時すぎに2次会に行き、上司に仕事の内容でグチグチ言われても上司を持ち上げなければなりません。

24時を回ると、次に待っているのは〆のラーメン・・・

当時のぼくの支店では天下一品というラーメン屋がありました。

新人のぼくを待っているのは「スペシャル定食」を食べるイベント。

このとんでもないカロリーの定食を日付が変わったころから、食べ始めます。 

食べさせられた、という言い方は事実と異なるのですが、 「若いなら一番重たいやついってほしーなー」と上司の人に言われると選択肢がないのも同然です。

今の時代であれば、絶対にパワハラですよね。(今でもパワハラの会社はたくさんあるでしょう)

タクシーで帰宅、でも割り勘 

やっとの思いで1日のすべてのイベントが終了。

そのときの時刻は既に25時を回っています。 

昔の自分のアイコン画像昔の自分

どうやって帰るんだろう・・・  

と思いながらも選択肢はタクシーしかありません。

当時の支店には、たまたま帰り道が同じの上司がいました。上司といっても副支店長なので話すだけで緊張するような立場の方です。

お金たくさん払ってもいいから、1人で帰りたい と思うのもむなしく、上司とタクシーにのりこむ。

車の中でも 

副支店長のアイコン画像副支店長

おまえさ〜〜 あの案件いつまでにやるの?おれが若いころはさ  

よくこんな夜遅くまでそんな話できるな、と感心しながらもやっとの思いで家に帰宅。

本当に最後の最後まで気が休まらないのです。

家に帰ったらシャワーを浴びて寝るだけ。

でも、早く寝たいけど、寝ると朝になってしまうのが嫌だから寝たくない・・そんな気持ちを抱えベッドにもぐりこんで、ようやく辛い一日が終わります。

辞めたいの当たり前だが、銀行は当たり前ではない

今回、取り上げたのは特に辛かった時期なので、銀行員時代がずっとこのような生活だったわけではありません。

しかし、銀行を退職して、その後に2つの職場を経験して感じることは「銀行の職場環境は普通ではない」ということです。

ノルマが厳しい、人間関係が面倒臭い、仕事が多い、など理由は様々ですが、全ての根本の問題は長年に渡って形成された組織文化です。

銀行員のアイコン画像銀行員

どこの会社も同じじゃないの?

銀行員の人に限って「他の会社でも〇〇だ」「営業なんてどこでやっても同じだ」と言ったり、「銀行が特殊な場所だとわかっている」と言いがちです。実際にぼくもそうでした。

そそのアイコン画像そそ

他の会社に行ってもどうせ変わらないよ。給料も悪くないし、銀行でもいいや

ぼくはたまたま色々なことが重なって、少しの勇気を振り絞って銀行を退職したのですが、本当に良かったなと感じています。

それは決して銀行の仕事がダメというわけではありません。むしろ銀行の仕事は大いに役に立ちます。

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ぼくが良かったな、と思うことは「ずっと銀行員でいるのか?」「それとも銀行とは違い環境で働いてみるのか?」をちゃんと決断したことです。

・自分の仕事人生はずっと銀行員として過ごすのか?
・銀行とは違う環境にチャレンジしてみるのか?

決断することを先延ばしにしてはいけない

銀行員でいるのか?それとも違う環境にチャレンジするのか?、どちらかが正解というわけではありません。

最大の問題点は「決断しないこと」です。

銀行員のアイコン画像銀行員

銀行で頑張るぞ!

と決断して銀行に残ることは素晴らしいことです。

しかし、転職をしない銀行員は

銀行員のアイコン画像銀行員

辞めたいけど、どうしようかな・・・

と、決断を先延ばしにして、そのままなんとなく銀行員人生を送るのです。

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周囲の銀行員を始め、多くの社会人の方が一番後悔することは「行動しなかったこと」です。

銀行以外のキャリアを模索しなかったり、たった1度の人生に真剣に向き合わずに”なんとなく”毎日を送って、気がついたら転職できなくなっていた、なんていうのは最悪です。

仕事のミスや成績は取り返せますが、時間は取り戻せません。

まずは小さな行動をしよう

偉そうなことを言ってますが、ぼくもそのまま銀行に居続けた可能性は大いにあったと思っています。

転職した人とそうでない人に大きな違いがあるわけではなく、ほんの些細な違いだったりします。

友人に紹介された他の企業に話を聞いた」「たまたま登録した転職エージェントに誘導された」「知り合いの会社に声をかけてもらった

これらの偶然とも言える出来事で人生が大きく変わるのです。

若手社員のアイコン画像若手社員

でも転職活動は面倒だし、まだ考えていないなぁ

こう考えるのは普通です。そして、転職したからといって、良いキャリアが待っているわけではありません。

先ほどから述べているように、まずは転職ありきではなく、「外の世界を見てみる」という目的で情報収集してみることをオススメします。

以下のサービスは金融出身者に特化したサービスで、銀行員の転職事例が非常に多いので参考にしてみてください。

詳細の求人や過去の銀行員からの転職事例に関しては「金融AGENT」で自分のキャリアプランを真剣に考えることをオススメします。

また、転職活動を行う際の注意点は以下に記載しているので、ご参考にしてみて下さい。

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ぼくがささいなきっかけで退職を決断し、今ではずっとやりかたかったベンチャーキャピタルの仕事ができているように、このブログがあなたのささいなきっかけとなることを祈っています。

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この記事を書いた人

そそのアバター そそ 現コーポレートベンチャーキャピタリスト

元リクルート営業、元銀行の法人営業。銀行の営業では全国1位、リクルートでは3年の在籍で2回の年間表彰を受賞し、新規事業PJ立ち上げも経験。営業一筋だったキャリアから一転してベンチャー投資の世界に飛び込むまでのキャリア論を記載

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