リクルートって自由だと聞くけど、具体的にどんな感じなの?
とはいっても、なんやかんやで大企業だから色々細かそう
ぼくは4年間の銀行員での営業経験を経て、リクルートに中途入社しました。
入社したぼくを待ち受けていたのは、「同じ会社とは思えないほどの文化の違い」でした。
リクルートへの中途面接の前には、自分なりに「リクルートの社風について」色々調べましたが、ほとんどが全く参考にならなかったです。
会社の業務として中途面談をやったり、プライベートで転職相談に乗っている中で、『リクルートってどんな働き方なの?』を聞かれることが多く、過去の自分のような悩みを持っている人がたくさんいることを知りました。
今回はそんな過去の自分のような人たちに参考になるような「リクルートの日々の業務」について記載していきたいと思います。
この記事を読むと、リクルートでの日々の業務の全体的なイメージがつかめるかもしれません。
・新卒で銀行に入社し、4年間法人営業に従事
・銀行を退職しニート生活を7ヶ月間
・リクルートに入社し、1年後に50名の営業リーダーに
・3年間の営業生活で、2回の全国年間表彰と新規事業立ち上げを経験
・リクルートで営業と企画職の両方を経験
・ベンチャーキャピタリストに転身
様々な面で権限が大きいリクルート社員
ぼくが転職した時に一番驚いたことは、社員1人1人の「任される範囲」についてです。
他の企業から転職してきた人は、まず最初に「自分が何をしていいか分からない」といって戸惑います。

何したらいいのだろう・・・??
業務においてはもちろんですが、「リクルートで働く」ということについて様々な面で、自由・権限があるのです。
・働き方について
・お金について
・仕事内容について
それぞれについて解説していきますが、いくつもあるリクルート関連会社のうちのほんの一部なので、詳細はリクルートへの転職を専門的にやっているエージェントに相談してみてください。

働き方について
銀行員時代は、朝8時に支店に出社し、9時になるまでルーティン業務を行う。
9時になると開店の挨拶をみんなでして、営業マンたちはそれぞれアポに出掛ける。昼には1度支店に戻る。そして午後には外出し、夕方の5時には支店に戻らなくてはいけないなど、細かく日々の行動が決められていました。
しかし、リクルートで営業をやっていた時には、そもそも週に1、2回しか会社に行きませんでした。
どこで仕事をしているかというと、自宅近くの貸しオフィスや、もしくはスターバックスなどのカフェで作業をしています。(自宅で行うことも多いです)
銀行のときは
今日は◯◯件アポいけよ。
のようなマネジメントがほとんどでしたが、リクルートの場合は誰がどこに行ってるのかを基本的に知りません。(知ろうとすれば予定表で確認することが出来ます)
極端な話ですが、週のうち4日間を漫画喫茶でマンガを読みながら過ごしたとしても、おそらく何も問題は起きませんし、誰も気づきません。
ぼくの周りにはワーママも多く、彼女たちは家事育児をしなくてはいけないので、他のメンバーと勤務時間が全く異なっていました。
そのくらい、自由な働き方であり、1人1人の自律に基づいて運用されています。
働く場所や時間は自由であり、各個人の権限が大きい
お金(経費)について

弊社では1日のカフェ代が2,080円まで会社から出ます。(1回につき540円が上限)
働き方改革を推進しているので、リモートワーク代として会社負担することによって、どこでも働ける環境が整っています。当然、ぼくがスターバックスで作業する費用も会社持ちです。
社員が気持ちよく働くための制度やサポートが費用として予算組みされています。
他にも社員のモチベーションを上げるという意味で、使えるお金の範囲が広く設定されています。
組織活性化のために予算が多く設定されている
1つの例として、社内のキャンペーンがあります。
営業には数字目標がありますが、その数字を達成するために、部によってKPI(売るべき商品)が違ったりします。
どのようなキャンペーンを設けたら、部が良くなるか?盛り上がるか?を各部のメンバーが考え、それを実行するための予算がかなりあります。
用意されたキャンペーンで、上位になったりすると1人数千円のインセンティブ(場合によっては万単位)が付与されます。
このように、部長や役職者でなくても、会社のお金を使う権限を与えられることによって、費用と効果を考える習慣が早い段階から体感することができます。
・『カフェ代が会社から出る』など、どこでも働ける環境
・組織向上のための予算が用意されている
・メンバー単位でも予算を使うことが出来る
仕事内容について

リクルートのイメージとして、『営業ノルマがきつい!』ということが挙げられると思います。確かに目標未達成で終わる人も一定数います。
しかし、反対に数字を達成するための手段は、メンバー個人に委ねられています。
『メディアの商品の勉強をして提案する人』『経営に踏み込んで組織体制を整えに行く人』『クライアントの営業マンを育成しに行く人』などなど、本当にそのやり方は千差万別です。
数字を達成することは求められますが、感覚としてはそれ以上に面白い仕事を期待されているかのような雰囲気があります。
事実として、メンバーが行う仕事に制限や範囲はありません。
同じようなクライアントを担当していても、営業マンによってそのアプローチが全く異なるということがリクルートでは日常茶飯事です。
営業スタイルは千差万別であり、創意工夫が出来る。
リクルートの日々の業務まとめ
リクルートはメンバーレベルでも、一人一人の権限がとても大きい会社です。
一見、自由なように見えますが、権限が大きいということは、自分で決断することが求められているということです。
実際、大企業で決められた仕事をしてきた人は、リクルートに転職した当初はほとんどの人が苦戦します。
しかし、リクルートで働くことで、自分で物事を深く考え、自分の責任で行動する癖がついていくことで、大企業時代の思考停止状態から抜け出し、大きな成長を遂げているのも事実です。
それが人材輩出企業と呼ばれる1つの理由なのかもしれません
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