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20代後半で銀行を退職してニートになって感じたこと

2020 5/31
20代後半で銀行を退職してニートになって感じたこと
金融マンのアイコン画像金融マン

銀行を辞めたいけど、色々不安だしなぁ、どうしよう・・

次の就職先を決めずに会社を退職するのって本当に怖いですよね?

かといって、何も行動しないと今の仕事をずっとやり続ける人生が待っている・・・・

ぼくは新卒で銀行に就職し、4年間働いた後に、「エイヤーーッ」という若気の至りで、次の就職先を決めずに退職をしました

当時、銀行を退職しようか悩みながら転職ブログを見ていたら、「早く辞めた方がいい!」「辞めた俺はこんなに幸せだぜ!」的な、退職を促すような記事ばかりでウンザリしたのを覚えています。

正直、辞めたからといって、必ずしも良いビジネス人生が待っているわけではありません

更には、「銀行を退職して良かった!」みたいな記事を書いている人って、ブロガーとかフリーランスのコンサルとか、本業と言えるものではキャリアダウンしているケースが多かったので個人的には参考にしませんでした。

「会社員は社畜だ!」「やりたいことをやったほうがいい」といって会社員を辞めることを煽るようなSNS上の発言が多いですが、多くの人にとっては不適切なケースが多いので、ぼくの実体験からオススメしません。

今回は、実際に銀行を退職してニートになった自分が感じた気持ちや、その理由について書きたいと思います。

この記事を書いた人
  • 新卒で銀行に入社(not=メガバンク)し、法人営業を行う
  • 4年間勤務した後に、退職してニート7ヶ月間を経験
  • リクルートに営業として中途入社。1年後には50名のリーダーを務める
  • 3年間勤務し、ベンチャーキャピタリストにキャリアチェンジ
目次

転職先を決めずに銀行を退職した理由

ぼくは銀行員時代、『news piscks』や起業ブログに感化され

そそのアイコン画像そそ

チャレンジしている人はかっこいい!自分はこのまま同じ会社でいいのかな・・

と、リスクを取っている同世代の人に憧れを持ち、毎日同じ事務作業をしている自分を卑下していました。

この考えは良い部分もある反面、考えが浅はかであるケースがほとんだと思っています。

実際に自分の退職を振り返ってみて、「短絡的な考えだったなぁ・・」と思うことがあります。

ぼくが辞めた理由は、まさに『このまま銀行員でいたくなかったから』です。

これは、「銀行の仕事が嫌」というネガティブな意味ではだけではありません。

次のキャリアを始めた当時のぼくは26歳で、仕事にも慣れ、会社で怒られる回数も減って、楽しくやっている時でした。

ただ、このまま仕事を続けていると転職の可能性もどんどんなくなり、「自分の人生でやる仕事が銀行で決まり!」となる気がしていて、とても怖くなりました。

そそのアイコン画像そそ

次にやりたい仕事も決まっていないし、給料も下げるのも嫌だし、とりあえず明日も仕事に行こう・・・

となるのが、とても嫌だったので退路を断つために辞めたのです。

ぼくは強い人間ではないので、居心地が良かったり楽しかったりすると、次の職場を本気で探そうという気持ちになれないのです。

そして、その自分の弱さが自分のビジネス人生を銀行に限定することに繋がることを知っていました。

銀行を退職してからやっていたこと

実は銀行を退職する1年前から、海外経験と経営に関する勉強に興味があったので、海外MBAを模索していました。

前述の通り、銀行にずっといる人生は微妙だな、と思っていたので

そそのアイコン画像そそ

だらだら銀行にいるのも微妙だし、とりあえず辞めてMBA目指してみるか!

と、安易な気持ちで大きな野望を抱いて退職しました。

そこから、勉強しつつ、フラフラしながら半年以上を過ごしました。

転職先を決めずにニートになって感じたこと

結果的に、海外MBAには行かずにリクルートに転職するのですが、ニートしながら勉強したり、転職活動をするのは相当メンタルが強くないと平常心ではいられません。

特に自分は結婚をしていたので、色々なプレッシャーがあり、勉強も転職活動も誰よりも本気でやりました。(だからこそ当ブログを書いています)

会社から無職になり、色々考えましたが、以下の3つはその中でも大きな意義があるものでした。

銀行員からニートになって検証したこと

・お金がないと自分はどうなるか?

・周囲の人は理解してくれるか?

・やりたいことは本当にやりたいことなのか? 

お金がないと自分はどうなるのか?

サラリーマンをしていると、毎月決まった金額が振り込まれます。

ぼくは会社員時代にはその金額を見て、「割に合わない」とか「低すぎる」とか思っていました。

しかし、金額の大小はさておき、”毎月決まった額が必ず振り込まれる”というのはすごいことです。

ずっと会社員の人は、毎月決まった金額が振り込まれなくなったらどんな気持ちになるのか?不安になるのか?を知ることはないでしょう。

ぼくの場合、ニート期間はアルバイトもしてないですし、サラリーマンのときと同じように使っていたのでお金はみるみる減っていきました。

実際にどんな気持ちになったかというと、

そそのアイコン画像そそ

結構ビビった。そして不安になり、挑戦の意欲が下がった

というのが正直な感想です。

ちょっとくらいニートになったとしても

起業家のアイコン画像起業家

お金なんてなくても夢がありましたから

成功者のアイコン画像成功者

逆にモチベーションが湧いて力がみなぎってきました

みたいなことを言いたかったのですが、ぼくはそのようなタイプではないことがわかりました。

おそらく、ぼくのようなメンタルの人がほとんで、お金がなくても”継続して”頑張れる人はごく僅かでしょう。

ふざけたような話ですが、今後長い人生をビジネスマンとして生きていくうえで、ぼくにとってはかけがえのない発見でした。

なぜなら、これから出くわすであろう難しい状況や、様々なシチュエーションにおいて、自分が何を感じ、どんな行動を取るのか?という深層心理を理解することが出来たからです。

自分が1番パフォーマンスが発揮できる状況はどんなときか?もしくは成長できることは何なのか?を理解していることは重要です。

自分の中の軸や特性をしっかり理解して行動しないと、他人がいう『成功』や『幸せ』に振り回され、隣の芝生の青さばかりを羨み続けるような人生が待っているのだと学びました。

お金はチャレンジの後押しツール

自分は「お金」というものに対して、そこまで執着がある方ではありません。

しかし、この経験からある一定の金額の収入はあった方が良いということを再認識しました

ぼくが感じたのは、自分のような普通のメンタルの人間だとお金が極端になくなると、「チャレンジする意欲が低下する」ということです。

普通のメンタリティの人は、お金がない状態だと、

普通の人のアイコン画像普通の人

これで失敗したらどうしよう

と、考えてしまいます。(※自分はどんな逆境でも頑張れる!という人はそっとページを閉じて頂いて結構です)

何かを始める際に、最初から差別化が出来ていたり、尋常じゃない人脈を持っているなど、優位性がある人は少ないでしょう。

多くの場合、「成功」は失敗して改善して、また挑戦して、また失敗して、さらにまた挑戦したそのはるか先にあります。

胆力と時間がかかる成功までのプロセスは、普通のメンタリティを持っているようなぼくたちにとっては、お金がないと切り抜けられません。

お金がないと、失敗して改善することを繰り返す前に力尽きるはずです。

一定の収入がある状態の方が、自分は活き活きと様々な挑戦意欲が湧いてきます。

そして、この記事をここまで読んで頂いているようなみなさんにも、この法則は当てはまるのではないか?と思います。

普通のメンタルの人はお金がないとチャレンジ意欲が低下する

周囲の人に理解してもらえるか?

これは家庭がある人や、結婚を考えている人向けのお話です。

ぼくは銀行を辞める以前から、会社員にしろ、起業するにしろ、自分自身は色々なことにチャレンジする人生を送るのだ、と決めていました。

だから自分のパートナーになる人がその道を一緒に歩いてくれるか?を確かめたいと考えていたのです。

自分は現実主義者なので、口頭で

奥さんのアイコン画像奥さん

なんでも応援するよ

と、結婚前に言われても信じないタイプです。

多くの先輩方の夫婦生活を見て、結婚前の口約束が効力を持たないことを目の当たりにしてきたからです。

銀行を辞めたのが2016年の4月で奥さんにプロポーズしたのが2015年12月。そのときに「結婚したいこと、そして会社を辞めたいこと」を伝えました。

そうすると、妻からは「そんな小さいことは気にしていない」というような反応をもらいました。本当は色んな不安とかもあるのだろうけど、結婚の準備は淡々と進んでいきました。

のろけ話をしたいのではなく、結婚する相手はまさに人生のパートナーです。

パートナーに自分が送りたい人生についての理解をしてもらっていなかったら、全て夢物語で終わってしまいます。

ぼくは結婚して数年が経ちますが、この約束通りに好き勝手やらせてもらっています。

奥さんが、『出来るだけ男は早く家庭に帰るべきだ!』みたいな価値観であれば、ぼくは今やっていることのほとんどが出来ていないでしょう

①自分がどんな人生を送りたいか?を明確にする
②妻という存在に理解してもらうことが重要

今やりたいと思っていることは本当にやりたいことだろうか?

銀行のときは雑務を含めてやることが多すぎて

そそのアイコン画像そそ

時間があったら英語も勉強したいし、本も読みたいし、旅行行きたいし、起業もしてみたい

と、営業の移動中や通勤時間に考えてました。起業に関するアイデアもあったし、スポーツに関する仕事もしたいと思って実際に準備したりしていました。

実際にニートになってからの半年間は、それまでやりたいと思っていたことをたくさんしました。

が、しかし、1ヶ月半くらいで飽きました。そして冷静に思ったことがあります。

そそのアイコン画像そそ

やりたいと思ってたことって、働きながらでも出来たのでは?

そこでぼくが出した結論は

会社を辞めてまでやりたいことがあるなら、会社員をやりながらやれる。それが出来ないのなら、会社を辞めてやるほどの情熱がないということ

ということです。

どんなに多忙な会社員でも、通勤のとき、お風呂入っているとき、トイレしてるとき、エレベーターにのっているときなど、スキマ時間はいくらでもあります。

留学などの特例を除き、ほとんどのことは情熱があるならスキマ時間で出来るはずです。特に今では働き方改革やテクノロジーの進化により、どんどんスキマ時間の有効活用の難易度が下がっています。

だからこそ、とりあえず簡単に小さく始めることがとても大事です。

小さく始めて続かないのであれば、会社を辞めてまでやりたいことでは絶対にありません。

副業などのビジネスであれば、会社員をやりながら始めるべきです。

売上が徐々に上がり、副業では対応が出来なくなるくらいの規模になって、『忙しいけど、それでも楽しい!』というレベルになって初めて退職を検討すべきだと思っています。

やりたいことは会社を辞める前に今から始めてみるべし

銀行員からニートになって伝えたいこと

銀行から見切り発車で退職をしてみて、気づいた点を3つあげさせて頂きました。

 

銀行員からニートになって検証したこと

お金がないと自分はどうなるか?

周囲の人は理解してくれるか?

やりたいことは本当にやりたいことなのか? 

会社で働くということは、非常にありがたいものです。お金をもらいながら成長機会ももらえるからです。

特に若手社員の方は会社からしたら単なるコストです。

よくブログやメディアで会社に不義理をしても良いという主張を見かけますが、個人的にはオススメしません。

パワハラなどあれば別ですが、学生だった自分を育ててくれた会社には感謝の気持ちを持つことが、その後の人生においても重要なのです。

ただし、感謝するからといって「退職をしない」というわけではありません。自分のキャリアは自分しかコントロールできません。

ぼくは、若気の至りで次の転職先を決めずに退職したことは振り返って見ると本当に良かったなと思います。

最初にも記載しましたが、自分の性格的に働きながら転職活動をすると、手を抜いてしまったり、年収や勤務地などの長い目線で見たら大切でない部分に翻弄されそうだからです。

そそのアイコン画像そそ

この求人だったら年収下がるから転職しなくてもいいかなー

そそのアイコン画像そそ

履歴書書いたり、面接行くのめんどくさいなぁ

あの時、退職をしていなかったら今でも作業のような仕事を銀行で続けていたに違いありません。

とはいえ、自分のように次の転職先を見つける前に退職をするのは絶対にオススメしません。

ではどうしたら良いか?

それはまずは次の2点を行うことです。

・徹底的に自己理解をすること
・求人を見ずに、自分のキャリアを考えること

転職活動をする前にちゃんと自分で考えよう

ぼくが退職とニートと転職をしてみて感じたことは自分のことを知らないといけない」ということです。

退職希望者のアイコン画像退職希望者

自分のことなんて大体わかるよ・・・

ぼくも自己分析は得意な方でしたが、それでも実際に退職してみて「もっと自分のことを理解していれば、違う判断もあった」と思うことがありました。

当時のぼくは、初めての退職と転職だったので、自己分析もロクにせずにブロガーが紹介する転職エージェントに言われるがままに会って、いきなり応募したりしていました。

しかし、振り返って見ると、退職しなくても自分のことをもっと知っておくべきだったし、求人に応募する前に自分のキャリアについて真剣に考えるべきだったと後悔しています。

自分が歩むべき道は、自分の志の強さやビジョン、性格によって変わります。

ですので、まずは自分の気持ちや特性を知ることは何よりも重要な第一ステップなのです。

転職後に確実に後悔する転職活動

転職は最初の1回ができるかどうかで人生が決まる

ぼくは銀行の時の退職があったからこそ、リクルートの営業からベンチャーキャピタリストに転身するときも

そそのアイコン画像そそ

前に一回やったことあるから何とかなる

というように、環境を変えることへの免疫ができました。

おそらく転職を何回もしている人も、最初の1回がなければ転職はしなかった、という人も多いのではないでしょうか?

つまり、最初の1回が出来るかどうかでビジネス人生が決まるのです。

ぼくは、その人の性格も考えずに若者にリスクを取ることや起業を煽ることはミスリードにつながると思っています。実際に何にも考えずに勢いよく、飛び出して失敗した人を何人も見ています。

一方で、自分が送りたい人生は自分で掴み取るものだと思います。何も行動しなかったら、一生そのままです。

だからこそ、自分に合った現実的な一歩を踏み出すことを推奨しています。そういったアクションを積み重ねることで、大きな一歩を踏み出すことの難易度が下がっていきます。

その積み重ねが、いつしか踏み出す一歩が大きくなり、到達できないと思っていた場所にたどり着く唯一の方法だと信じています。

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この記事を書いた人

そそのアバター そそ 現コーポレートベンチャーキャピタリスト

元リクルート営業、元銀行の法人営業。銀行の営業では全国1位、リクルートでは3年の在籍で2回の年間表彰を受賞し、新規事業PJ立ち上げも経験。営業一筋だったキャリアから一転してベンチャー投資の世界に飛び込むまでのキャリア論を記載

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