MENU

ぼくが体験した銀行の営業で本当に辞めたいと思った出来事TOP3

2020 5/27
ぼくが体験した銀行の営業で本当に辞めたいと思った出来事TOP3
銀行員のアイコン画像銀行員

銀行を辞めたい・・・もうダメだ・・

銀行の法人営業として働いている時、辛すぎて朝ベッドから起きれずに辞めたようと思ったことが何度もありました。

ぼくは銀行からリクルートに転職したのですが、改めて『銀行は特殊な場所』であると感じました。

若手社員のアイコン画像若手社員

仕事なんてどこも一緒じゃないの?

営業だと比較的厳しい雰囲気の会社はあると思いますが、その中でも銀行は特に異質な組織です。それには立派な理由があるのです。

一方で、銀行の時の辛い体験があったからこそ、次の職場で辛いことがあっても頑張ってこれた気がしています。

この記事を書いた人

・新卒で銀行に法人営業として入社(not メガバンク)
・4年間銀行に勤務した後に7ヶ月間のニート
・リクルートに法人営業として中途入社し
・3年間のリクルート営業生活を終え、ベンチャーキャピタリストに転身

今回は「銀行の営業特有の辛かったこと」をご紹介したいと思います。

銀行で働く方に共感して頂いたり、これから銀行で働くことを検討している人のご参考になれば幸いです!

目次

銀行はなぜそんなに辛いのか?

銀行は他の仕事に比べて、「細かい」「ストレスが多い」と言われていますが、なぜでしょうか?

それは「お金」を扱う商売だからです。

正確に仕事をこなさないといけないことは勿論ですが、お金絡みの恨みやトラブルに遭遇することも珍しくはありません。

法人営業の場合だと、自分に不手際でクライアントである会社を潰しかねないという状況にも直面します。

元同期や友人から色々な話を聞き、自分でも体験した中でよくある銀行員が出くわす辛い出来事をまとめてみました。

銀行員の辛い出来事

・お金のトラブルや修羅場に巻き込まれる
・営業のノルマと難易度が高すぎる
・社内で詰められる量と質

お金のトラブルや修羅場に巻き込まれる

銀行の仕事の特徴として「お金が商品」ということがあります。お金を取り扱っていると、ドラマででしかみた事ないような場面に遭遇します。

ぼくが担当していた時に起きた出来事として印象的だったのを挙げてみます。

  • 相続問題で銀行の支店内で兄弟同士で取っ組み合いの喧嘩が始まり、仲裁に入った時に流れ弾を喰らうハメに・・・
  • 取引先に訪問したら、社長が縄で縛られていた。強盗に入られて金品を盗まれた後にちょうどぼくが訪問してしまったようです。

担当先の会社が建物ごとなくなっていた

先輩が担当しているクライアントのところに一緒に訪問させて頂く機会があり同行をしました。

車で移動して、目的地らしき場所に到着したのですが、先輩の様子がおかしかったのです。

そそのアイコン画像そそ

え、どうしたんですか・・?

銀行の先輩のアイコン画像銀行の先輩

会社がなくなっている・・・・

どうやら夜逃げをしたらしく、会社が丸ごとなくなっていたのです。

後から先輩に聞いてみると、建築業者で事務所が簡易的な建物だったらしく、普段は社長の携帯でやりとりをしていたそうです。

いくら久しぶりの訪問とはいえ、建物がなくなっているとか・・・

正直、そのあとの対応は関わっていないので分からないのですが、かなり衝撃的でした。

相続トラブルに巻き込まれる

大きなお金を動かす際に銀行に来店して手続きをされる方がたくさんいらっしゃいます。

よく揉める事件になるのが「相続問題」です。

とある日、銀行に年配の男性二人が来店されました。

何やら窓口で手続きをしているのですが、少し時間が経ったあと、1人の男性がいきなり怒り始めました。

すごい怒る人のアイコン画像すごい怒る人

話が違うじゃねーか!!!

そのまま二人は取っ組み合いの喧嘩を始めました。

ぼくは法人担当だったので、窓口業務は関係ないのですが、たまたまその日は社内に人が少なく、男性の自分が止めに入らざるを得ない状況だったので仲裁に行きました。

すると見事に流れ弾のパンチを右頬に喰らいました・・・・

相続で揉めていたらしいですが、詳細を聞く必要もなく負傷だけしました・・・

会社に訪問したら社長が縛られていた

社会人4年目の時、融資のご提案をするためにアポイントをもらっていたクライアントの会社に訪問し、インターホンを何度押しても応答なし。

この会社は社長と数人の大工さんでやっており、事務所にいるのはほとんどが社長が一人でした。

応答がないので、社長に電話をすると、電話には出ているけれど声が何もしない。

これはさすがにおかしいと思い、裏口の方から会社を覗いてみると、

「なんと!社長が縄で縛られて倒れている!」

びっくりして慌てて警察を呼び、社長を救出してもらいました。

すぐには犯人は見つからず、事件の真相は知らないですが、社長という立場もあってお金の恨みを怖いなぁと感じた出来事でした。

大した事件でもないものもありますが、たった4年でこれだけのトラブルがありました。

もっと長く銀行に勤務されている方は本当に色々ご経験されていると思います。

やはり「お金」を扱っているため、様々なトラブルの場に遭遇する可能性が高いですね。

営業のノルマと難易度が高すぎる

銀行の法人営業のノルマというのは「いくらお金を貸したか?」の残高です。

ノルマを達成するためには多くの金額を貸し出さなければいけません

例えば、ぼくが4年目の時には担当している会社が70社程度あり、貸している金額の総額は約100億ありました。

6ヶ月後に110億にしなさい!

というノルマが貼られるのですが、銀行員でない方はこのように思いませんか?

6ヶ月の間に10億を貸せばいいのか

実はそうではありません。

なぜなら、融資している先は定期的に返済をしているからです。

毎月少しずつ返済で、自分の貸出残高が減っていくので、10億を半年間で増やすためには結果的に20億、もしくはそれ以上の金額を貸し出さないとノルマを達成できないのです。

銀行の飛び込み営業は難易度◎

ノルマを達成するには、既存の担当先に貸し出すだけでは目標数字に到達しないことがほとんどです。

ですので、ノルマ達成のためには新規先を取ってこなければいけないのです。

銀行の新規取引先の開拓は飛び込み営業が基本です。そして、飛び込み営業はベテラン行員でも結果を出すのは難しいのです。

普通に考えてみれば分かるのですが、いきなり会社に飛び込んで

銀行員のアイコン画像銀行員

1億円借りませんか?

と言って借りてくれるわけないですよね?

しかも、この提案にすぐさま乗っかってくるような会社は、逆に貸せないという矛盾もあるのです。

飛び込んで、信頼関係を構築して、実際の融資までのこぎつけるには相応の時間と知識が必要です。

会社のビジネスモデル、業界知識、税務などなど知っておくべき知識の範囲は多岐に渡ります。

若い銀行員は飛び込んでみたはいいものの

若手銀行員のアイコン画像若手銀行員

お客さんの前で何を話していいか分からない

と悩む人がほとんどです。

初めてお会いしたお客さんがどんな業界であっても経営についての会話をし、信頼を構築するには相当のスキルが必要なのです。

裏を返していうと、銀行の営業で新規がたくさん取れるようになると、自分に自信がついていくと思います

あわせて読みたい
転職先でも活かせた銀行員時代の法人営業のスキル
転職先でも活かせた銀行員時代の法人営業のスキル銀行の営業はノルマがきつく、毎日やっていることも同じで、「このままずっと銀行員をやっていていいのかな?」という気持ちになりますよね。かと言って、「自分が他の...

ぼく自身、新規を取れるようになったくらいから銀行の仕事が少し分かって来て、とても楽しくなったきたことを覚えています。

取引先を他の銀行に奪われる

ただでさえ厳しいノルマなのに、さらにどん底に落とされるような出来事を営業マンを襲います。

取引先に貸している融資を他の銀行に奪われる最悪のイベントです。

100億あった融資総額を6ヶ月で110億にすべく、毎月せっせと営業活動をしていると、突然こんな電話をもらうことがあります。

おたくの銀行から借りている1億円を◯◯銀行から代わりに借りることにしたから、返済させて〜

通常の返済に加え、1つの融資金額をまるまる返済されてしまうと、その期間でのノルマ達成はほぼ不可能になります。(もちろん金額によります)

さらに悲しいことに、他の銀行に取られるということは営業マン自身の対応に問題があるとみなされてしまうのです。

他の銀行にクライアントを奪われると、社内でとても怒られることは言うまでもありません・・・

社内で詰められる量と質

前述の通り、銀行の営業マンとしてノルマを達成することは容易くないにも関わらず、達成出来ないと、あたかも人間じゃないかのように詰められます。

これは銀行の中でも、どこの銀行か?そしてどの支店か?によって大きく異なりますが、ぼくは運悪く、新卒で配属された支店は厳しいことで有名な支店だったのです。

社内で自分自身の身に起きた代表的な事例についてご紹介します。

必ず憂鬱になる進捗を報告する営業会議

毎週、決まった曜日に「営業会議」というものがありました。

会議では、各自ノルマに対しての進捗報告を行います。

基本的にはノルマを達成していないことがほとんどなので、「数字が足りていない訳」を話すことになります。

ぼくがいた支店では会議には30名ほどが参加し、営業マン1人1人が自身の数字の報告していました。それに対し、

支店長のアイコン画像支店長

いつまでにそれやるの?本当にそれできるの?そもそもなんでそれを今までやらなかったの?

と、何を言っても色々な角度から終わりのない質問(詰め?)がきます。

どんなことを回答しても余計詰められるだけなので、正解の対応は

銀行員のアイコン画像銀行員

はい、おっしゃる通りです。大変申し訳ございません

と、とりあえず自分自身の過失を認めてひたすら謝罪することです。変に正論をいうと、終わりのない戦いに突入するので。

何よりもメンタル的にきついのが、このやり取りを大勢の前でやることです。

先輩を詰めなくてはならない最悪な制度

ぼくが実際に一番辛かったのは、自分の営業成績で詰められることではありません。

自分に対しての内容で教育担当の先輩がめちゃくちゃ詰められているのを見ていることでした。

さらには、自分自身が先輩を詰める側にならなければいけないことがあるのです。 

営業には様々な項目のノルマが貼られます。融資額だけでなく、手数料や海外送金回数、年金獲得数など、その項目は多岐に渡ります。

当然、全ての項目の達成を支店としては目指すので、各項目に推進担当者をおきます。

ぼくがまだ2年目の時に、とある項目の推進担当者になりました。

他の項目で自分が出来ていなくても、自分が担当する項目で達成出来てない先輩を詰めないといけないのです。

先輩に対して遠慮してたりすると

支店長のアイコン画像支店長

お前、推進担当者としてやる気あんの?達成しなかったらどうするつもり?

と、支店長に激詰めされます。

ですので、自分のことは棚に上げて周囲のメンバーを叱咤激励しないといけないのです。

先輩に厳しく言えばいうほど、先輩が担当している項目では自分がめちゃくちゃ詰められるのは言うまでもありません・・・・。

若手の銀行員は社内でこのような逃げ場のない状況になることもしばしばでした。

銀行での経験やスキルは他で活かせるのか?

自身が転職してみて、改めて銀行は閉鎖的かつ特殊な環境だと感じました。

しかし、銀行の営業は社会人の土台を築く上では良い経験になったと思っています。

対人スキルやお金周りの知識、財務諸表の見方など、実務を通してでないとつかないスキルと経験を学ばせてもらったと感じています。

しかし、ぼくは「スーパー銀行員」になりたい訳ではないので、銀行で学ぶべきものが一定身についた、と感じたタイミングで転職しました。

自分自身がなぜ、いまその職場で働くのか?を意識しながら働くことはとても大事なことだと考えています。

ぼくが次の就職先を決めずに、先に銀行を退職した経緯とその後については以下に記載しています。ご興味ある方はお読み頂ければと思います。

あわせて読みたい
銀行員から転職するときに後悔しない転職先の選び方
銀行員から転職するときに後悔しない転職先の選び方銀行の仕事はかなり特殊なので、転職するときにはどのような軸で活動をしたら良いか分からないですよね。ぼく自身、4年間勤めた銀行を退職した際には「次はどんな仕事に...

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

この記事を書いた人

そそのアバター そそ 現コーポレートベンチャーキャピタリスト

元リクルート営業、元銀行の法人営業。銀行の営業では全国1位、リクルートでは3年の在籍で2回の年間表彰を受賞し、新規事業PJ立ち上げも経験。営業一筋だったキャリアから一転してベンチャー投資の世界に飛び込むまでのキャリア論を記載

コメント

コメントする

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次
閉じる