銀行員からの転職で90%の人が間違った情報収集をしているという話

突然ですが、もしあなたが「無料キャンペーン中!」という広告を見たら、どのように思いますか

商材は、化粧品でも脱毛でもパーソナルジムでもなんでも構いません。

情弱ビジネスマン

タダでサービス受けられるなんてラッキー!

情弱ビジネスマン

期間限定だから、すぐに申し込もう!!

と考えている人が多いのではないでしょうか?

世の中にはビジネスを「仕掛ける側」と「仕掛けられる側」の2つの人種がいます。

無料キャンペーンを作る人 = 仕掛ける人

何も考えずに申し込む人  = 仕掛けられる側

もちろん無料キャンペーンを上手に使いこなして、コスパ良くサービスを受けている人もいますが、大多数の人は「無料」という言葉に飛びついてしまっています。

日本には「タダより高いものはない」ということわざがあります。

意味:無償で物をもらうと返礼にお金がかかったり、無理な依頼を受けなければならなかったりして、代償が高くつくということ。

この言葉は、むしろ現代のビジネスの方が肝に命じておく必要がある、重要な言葉です。

人や企業がサービスを提供するのには相当の負荷がかかります。脱毛であれば、機械と店舗と人員が必要ですよね。

それを、単に無料で提供するわけないことは皆さんもお分かりになると思います。

だからこそ、無料のものに対しては「誰が」「どんな目的」で提供しているのだろう?と思考することが重要なのです。

サービス

なんで無料でやっているんだろう??

これは、転職活動の一連の流れにおいても同じことが言えます。

転職活動で求職者が辿るプロセスはざっくりこんなものがあります。

・自己分析や企業研究
・社員インタビュー
・転職ブログを読む
・転職系YouTubeを見る
・転職エージェントに相談する
・面接対策
・職務経歴書作成

それぞれの段階において、「無料で〇〇受付中!」というのを見たことありませんか?
例えば、「無料転職相談受付中!」「無料で自己分析手伝います」みたいなものです。

特に中でも、「転職に関する情報収集」は転職活動の中でも一番最初に行うプロセスです。

ほとんどの人はYouTubeやブログを読んで情報収集を行うと思いますが、これについても「タダより高いものはない」ということを肝に命じておかないといけません。

ブログやYouTubeを作るのは、とても膨大な時間や工数がかかりますが、読者の皆さんは記事を読むのにお金を払っていないですよね?。

転職志望者

この転職ブログは「おすすめの転職エージェントや面接対策について色々と書いているので有益だ!」

と考えていると、転職のスタートから間違った方向にいってしまいますので気をつけてください。この辺りのことは、「転職ブログを鵜呑みにすると転職を失敗することを論理的に説明」で記載しているので是非読んでみてください。

今回は「”誰が”ブログを書いているのか?」の「誰が?」ということに着目していないと、転職はおかしな方向になる、という話をしたいと思います。

特に銀行員の人は要注意です。僕の周りでも銀行から転職するときに、散々振り回されて失敗している人がたくさんいます。

この記事を書いている人
  • 新卒で銀行に就職し、法人営業として4年間勤務
  • 銀行からリクルートの営業として中途入社
  • 1年後に50名の営業リーダーになり、3年間で年間表彰2回受賞
  • リクルートの営業経験を活かし、ベンチャーキャピタリストに転職
目次

そのブログは誰が書いているか?

転職ブログで意外と見落としされがちなのが、「ブログの筆者」です。

なぜなら、あなたがなりたい姿とは遠くかけ離れた存在の人をベンチマークしてしまうと、自分のキャリアがおかしな方向に行ってしまうからです。

転職ブログを書いている人は以下の3つに分けられます。

転職ブログを書いている人

①  転職エージェント

②  本業でブログで稼ぎたい人

③  副業でブログで稼ぎたい人

それぞれについて解説していきます。

転職エージェント

転職メディアにおける有力プレイヤーは「人材紹介会社」です。

記事コンテンツとして有益な転職情報を載せることでPVを上げ、そこからの求職者の獲得に繋げることができます。

求職者だけではなく、記事にアフィリエイトや広告を載せることで、転職の成功報酬以外のマネタイズポイントを確保し、収益化を図ることもできます。

ただし、人材紹介会社として自社メディアを持つことは時間的にも経済的にも大きな負担がかかります。

ですので、多大な資金力をもつ大手のエージェントのみが自社メディアを持つことが一般的です。具体的にはリクナビやマイナビなどの転職メディアは有名です。

人材紹介会社は大手と中小で大きくビジネスモデルも変わります。転職エージェントごとのサポート体制の違いについては、「転職後に確実に後悔する転職活動の方法」でも述べていますので詳しく知りたい人はご覧になってみてください。

本業でブログで稼ぎたい人

冒頭に、「ほとんどのブロガーは収益目的でブログを書いている」という話をしたと思います。

このタイプはまさに、「ブログで生計を立てている人」がビジネスとしてブログを書いているケースで、法人と個人のそれぞれのパターンがあります。

法人の場合

法人の場合はwebメディアを運営しており、PV数を稼いでアドセンスやアフィリエイトで収益化しています。企業が運営しているので、著名人のインタビューや独占取材などの様々なコンテンツを用意することで「メディア」としての価値を高めています。

人気のあるメディアになると読者から購読料を発生させることも可能になります。有名なメディアとしては「News picks」や「SmartNews」「新R25」などが挙げられます。

個人の場合

いわゆる「専業ブロガー」です。会社員をやりながら、ブログを書き続け、一定の収益が見込めた段階で脱サラしてブログで生計を立てている人たちです。

こういった人たちにとってSNSは有益な集客ツールでもあるので、SNS上にたくさん存在しているのでご興味ある方は「専業ブロガーはどんな人か?」をチェックしてみてください。

副業でブログで稼ぎたい人

本業ではなく、副業でブログを書いている人は「個人」に限られます。

・「専業ブロガー」を目指している人
・お小遣い稼ぎにブログを書いている人
・本業はそこそこにしてブログに注力している人
(ブログを書く時間があるか?で本業を選んでいる人)

最近では、「年収を200万UPさせた転職術」や「転職3回で年収1,000万円させた方法」みたいなパワーワードを使ってブログやYouTubeで発信している人が非常に多くいますよね。

法人が運営しているメディアとは異なり、その人の実体験に基づいて語られた転職体験エピソードはリアリティがありストーリー的にも面白いものがあります。

僕が書いているこのブログもこれにあたります。

そして、数年前に銀行から転職する際には、非常に多くの転職系ブロガーの記事を読んだことを今でも覚えています。(その経験があるからこそ、今このブログを書いていたりもします)

あなたはブログの筆者のようなキャリアを歩みたい?

僕自身が初めての転職活動をしていた際に、色々な方のブログを読んで参考にさせていただいていましたが、当時、気をつけていたことがあります。

それは

そそ

あれ?俺って将来この人みたいなキャリアを歩みたいんだっけ?

ということです。

特に銀行からの転職についてブログを書いていた人は、web系のベンチャー企業に転職した人や公務員になった人がほとんどでした。

彼らは、本業でキャリアアップするというよりは、副業にもっと集中したい、プライベートな時間を優先したいというスタンスでした。

現に、僕がやりたかった仕事である事業投資や経営・マネジメントのような仕事をしている人で転職系のブログを書いている人はいません。

その理由は至ってシンプルで、本業で投資や事業開発などの仕事ができる人はブログを書いて収益を上げるなんて非効率なことをしないからです。

つまり、僕が読んでいた転職ブログを書いている人は、自分がなりたいようなキャリアを全く歩んでいなかったのです。

ですので、ブログの内容も「本業で給料を上げるのは大変だけど副業だったら簡単!自由な企業に転職して副業を頑張ろう!」や「仕事が楽な企業に転職すれば、ストレスフリーな生活が送れる」みたいなものばかりでした。

お世辞にもキャリアアップしているとは言えない転職をしていたのです。

キャリアアップ=年収アップではない

このような転職ブログを書いている人の主張で多いのは「仕事は楽になって自由な時間も増えて年収もUP」というものです。

もちろん年収が上がること自体は素晴らしいものですし、みんなが目指すべきものです。

しかし、同時に仕事を通じて得られる経験は目の前の年収以上の価値があることも忘れてはなりません

このあたりの考え方については「年収1,000万円超えの外資IT企業の営業職のオファーを断った理由」に触れていますのでご参考までに読んでみてください。

ブログの華やかなタイトルや「年収〇〇万円」などのパワーワードに踊らされて

求職者

〇〇さんのブログは参考になります!

と崇拝している人が多いのをよく見かけますが、その短絡的な思考や行動で、キャリアを棒にふる可能性も大いにあります。

ブログの発信者は何の目的でブログを書いているのか?」ということや、「自分はどんなキャリアを歩みたいのか?」を深く考えて行動することが転職を成功させるための第一歩です。

あなたはブログの筆者のようなキャリアになりたいですか?

この質問を一度だけでも自分自身に投げかけるだけでも、あなたの転職活動は良い方向に進むかもしれません。

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この記事を書いた人

そそのアバター そそ 現コーポレートベンチャーキャピタリスト

元リクルート営業、元銀行の法人営業。銀行の営業では全国1位、リクルートでは3年の在籍で2回の年間表彰を受賞し、新規事業PJ立ち上げも経験。営業一筋だったキャリアから一転してベンチャー投資の世界に飛び込むまでのキャリア論を記載

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