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サッカー

アスリートのセカンドキャリアとアイデンティティについて

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こんにちは、先日は元Jリーガーの長谷川太郎さん (以下、太郎さん)とランチをさせて頂き、
ぼく自身、とても考えさせられたことがあったのでここに残したいと思います。
 
 

 
 
ランチでは、日本サッカーのこと、プロサッカー選手のキャリアについて、などなど色々なことを語らせて頂きました。
 

 

 

区切りをつけることの大切さ

 

 
 
プロの世界に身を置いた人しかわからない、舞台の裏側などを改めて聞くことで、いろいろなことを考えさせられました。
 
 
 
 
ぼくの中で特に意外性があって興味深かったお話が……
 
 
プロサッカー選手の引退試合についてです。
 
 

 
引退試合があるのとないのでは、プロ選手としての区切りのつけ方が全然違うそうです。
 
 
太郎さんもご自身の引退試合に多くの方々が集まったことには感動されて、感謝の気持ちで一杯になると同時にキャリアの区切りをつけることが出来た、とおっしゃってました。
 
 
 
これは当時の記事とインタビューです。
 
 
「いろんな人に応援してもらってきたのに、御礼も言わないまま去年引退を決めたことが心残りでした。これまでの感謝とこれからの決意を伝える機会を、このような形で作って頂き、本当にうれしく思います。17年間ありがとうございました」引用:【甲府】確かな足跡を残した長谷川太郎の「最後の勇姿」
 
 
 
プロサッカー選手はほぼ毎日トレーニングをするので30歳を過ぎても全然体が動く、そして動くからこそ、キャリア的に難しくても続けようとする。
 
 
それ自体は素晴らしいことでありますが、反対にそれが次のキャリアへの移行の障害になってしまうことも少なくないように感じました。
 
 
このぼくでさえ、まだサッカーが好きで社会人サッカーを続けているくらいなので、プロ選手であれば、その引き際の判断の難しさは容易に想像ができます。
 
 
だからこそ、区切りが必要だということを太郎さんとお話しすることで強く感じました。
 
 
 
 
そしてそれは、たとえプロでなくても、何か1つの物事に一生懸命に取り組んできた、全ての人に必要なプロセスなんだということを太郎さんから教わりました。
 
 

 

 
太郎さんが「全ての人に引退試合を」とおっしゃっていたことがぼくの中では、とても印象的でした。
 
 
 

プロサッカー選手だったからこそできること

 
 
 
 
現在、太郎さんは代表を務めている団体で、ワールドカップで日本人得点王を」目指した活動を行われているそうです。
 
 
 
それと同時に、プロスポーツ選手のセカンドキャリアについてもいろいろ取り組みをされています。
 
 
 
 
 
今はご活躍されている太郎さんですが、プロサッカー選手を引退後は警備員やアパレルの仕事を通じて、自分の無力さに肩を落とした経験をされたそうです。
 
 
 
この問題について、論じられている興味深い論文があり、主に以下のようなことが書かれていました。
 
※興味ある方は原文をお読みください
 

メダリスト57名に対してインタビュー調査を実施した。そこで得られた資料からの伝記的記述(biographical sketch)に基づくと、23名(40%) が競技から職場への移行に際して,ある程度もしくは深刻な困難さを体験したと報告している。彼らは,アスリートとしてのアイデンティティを維持するために、職業に関する知識や広範囲に及ぶ ライフスキル、家族や仲間のサポートを無視していた。そのために、彼らは競技引退に際して、もはやアスリートではなくなってしまうことを認めるのが困難であり、また、引退後の生活に対して、情緒的にも知的にも、身体的にも準備できていなかった。

これらの研究報告は、アスリートとしてのアイデンティティが強固であればあるほど、競技引退に伴って問題を呈しやすいことを示唆している。      引用:スポーツ選手の競技引退に関する心理社会学的研究

 

 

”サッカー選手になる”ということ

 
 
 
サッカー選手を辞めた時の切り替えや、セカンドキャリアの築き方の難しさ
 
これはぼくの知り合いの元Jリーガーの方々も、みなさん口を揃えておっしゃっていました。
 
それだけサッカー選手は、つぶしがきかない職業なのです。
 
でも本当は、それ以上に夢がある仕事だとぼくは信じています。
 
 
 
だからこそ、こういう現実を見て、サッカー選手になるのを辞めて、”無難”に他の職業に進むというのは悲しい現実なのです。
 
 
「それをはねのけて数少ないポジションを掴み取るくらいのメンタルがないとダメだ!」という意見もあるかと思います。
 
 
しかし、現在の日本のプロサッカー選手の状況によって、自身の可能性にチャレンジすることなく、人生を終えてしまうことは何よりも無念であるし、せめて周りの人に応援されるくらいの職業にはなってほしい……いや、なるべきだと思います。
 

 
 
そもそも日本の一部上場企業に入社するよりも、Jリーガーになる方が遥かに難易度が高いにも関わらず、サッカーをやめた時点で、それまでサッカー人生で積み上げてきたものが、ビジネス界に入った時点で全てリセットされるような、サッカー選手全般の評価やステータスになっていること自体がおかしな話だと思います。
 
 
 
サッカー選手は、『サッカースキル』だけでは間違いなくなれません。
 
 
 
他人との差別化を工夫して図ること、毎日同じことを続けること、本番で最大限のパフォーマンスを出すこと、などなどビジネスに通じることがほとんです。
 
 
 
若い人たちがもっとシンプルにサッカー選手を目指せる世界にために、ぼくも頑張っていきたいです。