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リクルートに転職する前にパワハラを体験した銀行時代のお話

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リクルートに転職する前にパワハラを体験した銀行時代のお話

 
 
 
 
ぼくは銀行時代に、ストレスで左目が全く見えなくなったり、深夜2時に天下一品のスペシャル定食を週4回食べさせられる生活を2週間繰り返してたのにそれを上回るストレスで4キロ痩せたり、まあまあネタを持っている方ではないかなと思います。
 
 

辛い日々を振り返ってみると、なぜか通勤中に読んでいたうつ病の銀行員のブログに救われていたことを今でも覚えています。同じような経験をしている人に勝手に共感して、少し気持ちが軽くなったのかもしれません。

ですので、今回の記事が誰かの救いに少しでもなればいいと思って書きました。ぼくが営業に出たばかりの時の暗黒期を記したいと思います。

 
 

 

 

 

 

新卒社員が入社後の研修で、配属先の支店を徹底的にリサーチ

 
 
 
 
 
2012年の4月に都市銀行に入社し、約1ヶ月の研修期間を経て、支店に配属されるスケジュールが組まれておりました。

 
自分の支店名は入社前にわかっているのですが、その支店が「どんな支店なのか?」はもちろんわかりません。
 
 
 
「どんな先輩がいるのか?」
「雰囲気は厳しいのか?」
とても気になるので、同期のみんなで研修の先生に暗に聞いたりします。
 

 

話は少し逸れますが、

「どんな会社さんがクライアントなのか?」
「どんな案件が多いのか?」


を気にしている人はいなかったです。
 
今振り返ると、入社したばかりのキラキラしたはずの新卒のみんなが考えていることは、内向きな社内の人の話であって、仕事内容などの外向きな話を気にしてる人がいなかったことも今考えれば変な話です。

 

このとき、就活の時に話した志望動機はなんだったのだろう?と思いました。そして例に漏れず、ぼくも「支店長が怖いかどうか?」しか気にしてなかったのは言うまでもありません。

全国で有名な厳しい3支店の1つの支店に配属された初日

 
 
 
 

 
研修中に最大の興味を持って仕入れた配属予定の支店の情報は『厳しくて有名な支店』であるということ。

 
 

そそ
そそ
たぶんスポーツやってたっていうだけで打たれ強いと思われてる・・・・
 
 
と、いきなり憂鬱になったのを昨日のように覚えています。とてもスポーツやってたとは思えないメンタルの弱さだと自分でも思いました。
 
 
 

緊張の支店配属の初日

 
 
 
長い長い研修が終わり、いよいよ支店に初出社する日が来ました。
 
 
 

配属された支店は駅から歩いて5分くらいの支店で、8時から会社に入れるとの事前情報をもらっていました。最寄駅に7時くらいに着いて、体育会の強みである絶対に遅れないスキルを存分に活かして支店の近くでスタンバイ。
 
 
そして7時40分くらいに店の前で直立不動で待機。ネクタイは窒息するくらいに締め上げ。店の前で待ってるものの、先輩が通りやすいようにドアの前は空ける。
 

 
準備は万端。
 
7時50分くらいになると、ぞろぞろと先輩方と思われる社員の方々が来ました。
 
 

そそ
そそ
おはようございます!!今日からよろしくお願いします

 
 

 

先輩社員たち
先輩社員たち
よろしくー

 
 

そそ
そそ
冷たっ!!てか声ちいさっ!

 
でもネタになるほど、冷たいわけではない。無視してくれたら、いっそのことネタになるのに!!でも、この感じ、逆に怖い!
 
 
そう、無関心なのです。繰り返しますが、ぼくの支店の人は基本的に他の人に無関心でした。 
 
 
 
2年後に自分が先輩になったときの気持ちから推測すると、
 
 

社員B

若手社員
若手社員
あーこれ今日やらなければいけないなー

 

銀行員
銀行員
会議で怒られないかなぁ?

 

で、みなさん頭がいっぱいだったのだと思います。その結果が無関心な態度だったのだと今振り返ってみて思います。     
 

ゴリゴリの体育会系のような上下関係の厳しさがあるわけではないけど、あのなんか嫌な感じ。この違和感が今後の銀行員人生の布石だったのかもしれません。

 
 

同期で一番最初に営業をやることに

 
 
 
 
そして初出社の日から約半年間は「窓口業務」を行いました。皆さんが銀行に行った際に、お姉さんたちが通帳だったり、振込だったり、受付番号取ってくれたりする業務です。

 
ぼくは中小企業に貸付などの提案を行う「法人営業職」での採用でしたが、入社した銀行では、新人はまず窓口業務、次に融資業務、そして営業に出るというステップを踏むのが通常でした。
 
 
 
しかしコミュ障だったり、ポンコツくんだったり、その他、融資にめちゃくちゃ向いていると判断されると、営業に出ない銀行員人生が待ってるケースも大いにあり得ます。実際にそのような先輩たちはたくさんいました。
 
 
 

 
 
 
そして、自分の場合は仕事ができるかどうかを判断される時間もないくらいに、早くから営業に出させてもらいました。
 
なぜなら、ぼくより1年2年先に入社した先輩たちが、みなさん退社してしまっていたからです。
 
 

少し早く入社した先輩がすぐに辞めていることについて、その理由を深く考えないような性格のぼくは、おそらく営業に向いていると思われたのでしょう

同期でほぼ一番最初に営業に出たこともあって少し得意げになっていた自分の甘さに落胆するのに、そう時間はかからなかったのです。

世の中の『営業』と明らかに違う『銀行の法人営業』

 
最初に法人営業に出た時に銀行の営業の難しさというものを感じました。

http://your-time-is-limited1988.com/sales-skill-banker/
 
 
 
 
それは商品を売ってはいけない場合があることです。
 
 
 

メーカーでもなんでもいいのですが、営業の仕事で、お客さんが「買ってあげるよ!」という状況で「あなたにはダメ!!」という状況は、反社会的勢力や原価割れの受注以外ではほぼありません。
 
 
 

つまりお客さんの了解を取れば、基本オッケーということです。
 
 
 
 
ところが、銀行の営業は、お客さんと会社(上司)の了解を取らなければいけません。会社の了解を取るには、B/SとP/Lをもとに論理的になぜその会社に貸してもいいのか?という説明をする必要があります。
 
 
 
これは他の営業職が『売る』ことが仕事であることに対し、銀行は『貸す』ことが仕事であることによるものです。
 
 
 

つまり銀行の営業はP/LとB/Sが読めないと営業できないのです。
 

 
貸せる会社?貸しちゃいけない会なのか?の判断するための勉強期間が、融資の業務期間でもあります。それをすっ飛ばした、ぼくは文字通り路頭に迷いました。

 

忘れもしない初めて法人営業に出た時のこと

 
忘れもしない営業初日。初日なので当然、先輩がついてきてくれたり、一緒に営業同行してくれるのかと思っていたのです。
 
 
 
しかし、朝の9時くらいに営業の先輩がみんな出ていってしまい、ぼくは支店に置いてけぼりにされてしまいました。
 
これは体育会的な文化でいうと、先輩の後を猛ダッシュで追いかけ、タオルや飲み物を渡し、
 
 
 

そそ
そそ
今日は暑いのでこれを持って行って熱中症に気をつけてください!

 
 
と一言添えた上で、
 
 
 
 

そそ
そそ
ぼくも一緒について行かせてもらっていいですか?

 
 
というのが正解でしょう。ただ、完全に初動で遅れたぼくは支店長と共にフロアに残されてしまいました。
 
 
そしてキョロキョロしていると支店長と目が合い、ぼそっと一言。
 
 

 

支店長
支店長
なにしてんだよ

 
 
これまた怒鳴りつけるわけでもなく、ウィスパーボリューム。 それだったら頼むから怒鳴ってくれよ、ネタになるから。と言いたくなるような声量で話しかけてくるのです。

「営業とはなんぞや!」 とか 「銀行の仕事とは?」は一切わからなかったけど、ここにいちゃいけないことだけは理解した新人のぼくは、とりあえず店をすぐに飛び出しました。
 

しかし、店を飛び出したはいいものの、「心の底から」という言葉がこれ以上ふさわしいことがないくらいに何をしていいのかわからない

 
 
 
 

「そもそも営業って何をするの?」
「どこにいけばいいの?」
「なぜ周りに誰もいないの?」
「渡されたバックには何が入っているの?」

 
本当に何も分からなかったのです。
結局その日は、おじいちゃんが朝ウォーキングするような緑道みたいなコースをひたすら3時間歩いて12時に帰社。
恐る恐る支店に戻ると、7年目の先輩が戻っていたので「これはチャンスだ!!」と思い、

 

そそ
そそ
ぼくは何をすればいいのでしょうか?

 

と聞くと、

 
 

先輩社員
先輩社員
俺、お前のお客さん知らないから分かるわけないじゃん

そそ
そそ
心の声:(いやそういうことではなくてですね・・・)
 

 

そそ
そそ
そうですか・・・

この結果、午後もおじいちゃんウォーキングコースをひたすら歩くのみ※ちなみにフィクションではありません。本当に。
 
 
 

そしてその日は17時に帰社。次第にポツポツと社内に戻っている様子の先輩たち。
 
 
 

ぼくが席に座ろうとすると、支店長がフロア全体に聞こえる声で
 
 

支店長
支店長
おい、新人のお前ー。  今日はいくら貸せたん?

 

 
 
 

 
そそ
そそ
???
えっ?????? 

ん?????

 

    

いやいやいや貸せるわけないだろ。てか、ぼくの役目はお金を貸すことだったのですね、というレベルです。
 

でもフロア全体の視線がぼくに集まっているので何か答えないといけないから
 
 

そそ
そそ
貸せてません・・・

銀行員の先輩を上回る小さい声で答えると、
 
 

支店長
支店長
え、なんで?外回り出たばっかだと数字追わなくていいって先輩が教えてくれたの?その人だれ?名前おしえて

 

そそ
そそ
心の声:(すごい大きな声出るのね、あなた)

 

そのままひたすら棒立ちで10分くらい立たされてました。無言 沈黙 謝罪 ・・の繰り返し。大勢が見てる前で羞恥プレイ

 
その後、約1年間、この会話のキャッチボールを週一回の営業会議で毎週行うことになります。
 
 

 
 
 
 

営業初日を振り返ってみて

 
 

営業活動で辛いこと、逃げ出しそうなこと(てか逃げてました)、たくさんありましたが、営業初日の最初のインパクトが大きかったです。
冒頭にも書きましたが、いつも通勤の電車で営業で鬱になった人のブログやエッセイを読んで、少しだけ心が軽くなったりしました。なぜ人のブログを読むことで心が軽くなったのかは覚えていません。
 
 
 

 

だからいつかは自分の体験も振り返って書いてみたいと思い、5年の時を経て書いてます。
 
 
 
 
その後、リクルートに転職しましたが、一緒に働く人や組織の風土はとても重要です。
 
 
 
http://your-time-is-limited1988.com/teammate-everything/
 
 
 
もし皆さんが、周囲の人により仕事を楽しめていないと感じるのならば、すぐに環境を変えるべきです。ビジネス人生は自分の周りのいる人で決まります
 
 
 
この記事がどなたかの心を軽くし、何かの行動を起こす一役を担えたら幸いです。