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Jリーグクラブこそ地域と共同体となってICOをすべきだ。

2019 12/01
Jリーグクラブこそ地域と共同体となってICOをすべきだ。

ぼくはこれからのヴィッセル神戸とVファーレン長崎にとても期待しています。

単純にスター選手がいるとか、大企業がスポンサーについているとかという理由からではありません。

その街がもつポテンシャルと、Jリーグクラブの積数に魅力を感じているからです。

ぼくは、地域とJリーグと企業が共同してICOをすることが有効だと思っています。

その理由について、今回は記載したいと思います。

目次

おカネがないから始まらない日本のサッカービジネス

本来、サッカービジネスは利益を出すものです。それは別の記事にも書きましたが、海外リーグが証明している。

日本は、サッカー協会内の変えられない組織風土や、人材問題などいくつもの要因により利益を生み出せない業界になってしまっているのが現状です。

利益が出せないから、有能な人が雇えない、だからビジネス的に進化しない、そして儲からない、という風に負のスパイラルが継続してしまっています。

これからこの産業を発展させていくためのキーポイントは『人材」であり、それを呼び込むための『財源』です。

ビジョンがあれば人もおカネも集まるICO

この構図は地方経済とも非常に似ています。
日本は東京一極集中になり、産業が衰え、人が集まらなくなる負のスパイラルに陥っています。
地方がコントロールできる財源は、そこに定住している人から徴収する財源であり、人口を増やすことが、新たな仕掛けをしていく唯一の財源を確保する手段です。

そこで注目すべきはトークンエコノミーです。
トークンエコノミーとは、円やドルなど法定通貨以外の通貨を誰もが発行できることで作れる経済圏です。今流行りの仮想通貨とほとんど同じだと考えてもらって大丈夫です。

これの良いところは、「多くの人が面白いと思えば、先に資金を確保できる」ところです。

例えば、長崎という街がトークンを発行し、「これから長崎には空港とホテルとテーマパークとサッカースタジアムが一体となった施設を作る」と具体的なプランと共に表明したら、多くの人がそのトークンを購入します。そうすることで、長崎市は長期的な設備投資などの資金を確保できます。

つまり、現在の法定通貨が基軸となった経済圏では、利益を持続的に出し続け、内部留保していくか、ある程度の実績や担保がないと資金調達がないと積極的な投資を行えないことに比べ、ICOではビジョンやアイデアがあれば先に資金を確保できます。

DAZNやスター選手の来日で注目が高まっているJリーグだからこそ、このタイミングで大きな絵を描き、資金を獲得し先行投資をしていくべきです。

集客とマネタイズの役割を分けて業界横断の経済圏をつくる

Jリーグチーム単体や地方単体で、ビジネスを回すのは難しいかもしれないが、この2つは協働することでのメリットは大きいと思います。

そこで重要となるのが、「集客」と「マネタイズ」を分けて考えること。

みなさんご存知のグーグルは、無料のGメールや検索サービスで「集客」をし、バナー広告などで「マネタイズ」を行なっています。

LINEも、無料コミュニケーションで「集客」し、スタンプやマンガなどで「マネタイズ」をしています。

これらは1つの主体者が同時に「集客」と「マネタイズ」を行なっていますが、必ずしも同一者である必要はないと思います。

そこで、地域とJリーグがそれぞれの強みを活かしてそれぞれの役割を担えばいいのです。

例えば、Jリーグの収益の柱の1つであるチケット収入は、チケット単価×観客動員数が売上の上限となります。ダイナミックプライシングがまだ作用していなかったり、スタジアムが満員になっていない現状を考えると、チケット収入だけで収益を上げるには難しそうです。

しかし、近隣の商店街やレジャー施設と協力をして、サッカーの試合はスタジアムで「集客」するための仕掛けとしてチケットを低価格にし、地元の居酒屋やご当地グルメなどの魅力的なコンテンツを用意し、そこで「マネタイズ」を行えばいいのです。

そういった魅力的かつ具体的なプランを示し、地域×Jクラブチームの共同体でトークンを発行すれば、先に資金調達ができ、そのプランに向けて積極的な投資ができます。さらにICOのいいところは、トークン購入者は保有トークンの価値上昇のために、そのプランの協力者になってくれるところです。

仮にSNS上のインフルエンサーが、そのトークンを保有し、プランの発信をしてくれれば広告予算をかけずに多くの人へ宣伝することが可能です。

冒頭に「ヴィッセル神戸とVファーレン長崎に注目している」と記載したのは、そういった意味でより大きなポテンシャルを持っているからです。

神戸という街は、海路を始めとするアクセスの良さ、そして食としては神戸牛があります。北に進むと山々があり、ゴルフを楽しむこともできます。

神戸にあるJリーグに目をやると、ご存知の通り、ヴィッセル神戸にはポドルスキーとイニエスタがおり、世界的に注目されています。

楽天の三木谷オーナーはサッカー業界に力を入れており、今後もこのような動きは続くでしょう。選手獲得だけでなく、スタジアムやファンクラブ整備、または育成など、多岐にわたって進化すれば、もっと注目が集まっていくと思います。

つまり、ヴィッセル神戸にいるスター選手で「集客」をし、神戸の街で「マネタイズ」するようなプランを描き、ICOをすれば、ホテルやスタジアム建設の費用並びにサッカーの育成にも投資できます。

このように1つの業界内で何とかしようとせず、業界をまたいで共同作業をすることでそのポテンシャルは何倍にもなります。トークン発行などはポイント文化の日本とも相性が良く、ぜひやってほしいと考えています。

このように地域とJリーグチームと企業が一体となって、サッカービジネスを盛り上げる事例が出てくることを願っています。

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