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元銀行員(現リクルート)が退職を決断した決定的な1つの理由

元銀行員(現リクルート)が退職を決断した決定的な1つの理由

様々なニュースが流れ、「銀行はオワコン」と耳にする機会が少なくありません。

銀行員のみならず、『自分の企業は大丈夫か?』と不安になっている会社員の方は多いのではないでしょうか?

ぼくは銀行を2016年4月に退職したのですが、銀行の内部事情を知っていたので、かなりの危機感を持っていました。

その後に転職したことで、自分なりに銀行が『オワコン』と言われる理由が分かりました。そして、この理由は銀行のみならず、他の多くの企業にも当てはまる可能性が高いです。

この記事では、真逆の企業文化を経験したからこそ学んだ、働く上で最も大切なことを述べています。

もし、同じような理由で今の職場に不満があるのならば、転職や別の環境を探した方がいいかもしれません。

こんな人に読んでほしい
  • 旧態依然の会社で働いている人
  • 職場の雰囲気に違和感がある人
  • 転職を考えている人
目次

ビジネス人生において一番大切なもの

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銀行の就職人気が騒がれていますが、その理由の多くは業務内容によるものです。

AIの進化や、競合の銀行事業参入、テクノロジーの発展による事務作業軽減etc………

しかし、ぼくが銀行を辞めた理由はこれらによるものではありません。

銀行はたしかに右肩下がりの産業ですが、これまで何十年にも渡って蓄積した顧客接点やデータなど、他の企業が持っていないアセットがたくさんあります。

これらを活かし、将来の銀行業務の在り方を大きく変えることは今からでも可能です。そして、そのチャンスは過去にも何度もありました。

なぜできなかったのか?

その答えは、『長きに渡り形成されてきた企業マインド』によるものだと思います。

この『企業体質、組織文化』こそが、ぼくが銀行で働く上での危機感であり、退職の1番の原因となったものです。

組織文化のような、自分の周囲を取り巻く環境が、どんな仕事をするにおいても重要だというのは紛れもない事実です。

いつか上司先輩と同じような考えや、価値観になっていくことは、ぼくにとってなんとしてでも避けなければならない問題でした。

銀行の根底にある減点主義の文化

今ぼくが働いているリクルートという組織の文化は加点主義。

加点主義とは、最低限の求めることのみを定義し、あとは個人の特徴や長所によってもたらされるアウトプットについて評価していくというもの。

一方、銀行の文化である減点主義とは、あるべき姿を会社が定義し、そこから不足している分について、フォーカスしていくというもの。

冒頭に述べたように、AIによる銀行業務の代替やIT企業による銀行業の参入などは、従来の銀行があぐらをかいていただけであって、過去に手を打つタイミングはいくらでもありました。

しかし、銀行は長期に渡って染みつかせてきた減点主義の組織風土によって、その対応が出来ずに今に至ったのです。

銀行が、減点主義の文化になった理由は業務内容に起因すると思っています。これらについて、銀行にいた体験をもとに考えていきます。

銀行の業務内容がもたらした組織文化

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銀行は文字通り、お金を商品として成り立っているビジネスモデルです。お金自体を扱うというのは、組織としても個人としても、かなり神経を使うものです。お金がない企業からすれば、銀行の存在は生命線といえるでしょう。

ゆえに、銀行という立場を利用とした不正や簡単に起きてしまう。ですので、組織として不正を防ぐためには各人の業務内容を可視化し、厳しい統制を引いていく必要があるのです。

銀行の法人営業は融資の金額が営業目標として置かれていますが、厳しい管理下では安全な会社に安全な方法で貸し出しをせざるを得ません。それが俗に言う、『晴れの日に傘を差し出す』という表現につながるのです。

本来、貸出しの業務でいえば、営業マンが各々の工夫により、雨の日に傘を差し出す方法を考えなければなりません。それが、他行との差別化になるだけなく、営業マン個人の価値につながるからです。

しかし、昭和から平成にかけての銀行は、預かったお金を誰かに高金利で貸し出すという必然的に儲かるビジネスモデルだったこともあり、誰がやっても同じことが起きることを社員に求めてきました。
不正やミスが起きなければ、基本的に利益が上がる仕組みなのであれば、個人に自主性やオリジナリティは必要ありません。

銀行の業務内容とマーケットの後押しやビジネスモデルにより、減点主義が一番効率の良いマネジメント方法だったのです。

まとめ

繰り返しになりますが、技術発展による業界内のゲームチェンジや、異業種企業の業界参入は他の業界でも当たり前に起こっていることであり、それらは本質的な問題ではありません。

変化に対応できない大人数の組織になってしまっていることが問題であり、よほどの改革を行わない限り、短期間で変化できるものではないでしょう。

銀行産業の例が示すように、『自分の近くにどんな人がいるか?』ということは、あなた自身を形取る、何よりも代え難い重要な要素なのです。

ぼくは銀行という組織に染み付いた文化が自分の考えを侵食していくのが嫌で退職を決心しました。もし、皆さんもこのような理由で転職や退職を迷っているのであれば、すぐに行動すべきだと思います。

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