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銀行の営業で実際にメンタルやられるあるある出来事

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実体験に基づく銀行の営業の辛いあるある

 

ぼくは東京と大阪それぞれ2年間ずつ、銀行の法人営業として勤務しました。今はリクルートに勤めていますが、改めて振り返ってみると銀行の営業って大変だったなぁと思います。

ただ単に大変なだけでなく、銀行の営業特有の辛さみたいなものもあった気がしてします。

今回は「銀行の営業特有の辛かったこと」をご紹介したいと思います。銀行で働く方に共感して頂いたり、これから銀行で働くことを検討している人のご参考になれば幸いです!

 

プライベートな修羅場に巻き込まれる

 

銀行の仕事の特徴として「お金が商品」ということがあります。お金を取り扱っているとドラマででしかみた事ないような場面に遭遇します。

 

ぼくが担当していた時に起きた出来事としては

 

・先輩の融資先に訪問したら、会社ごとまるまる無くなっていた。その会社に3千万円ほど融資をしていたので後処理がとても面倒でした。

・相続問題で銀行の支店内で兄弟同士で取っ組み合いの喧嘩が始まり、仲裁に入った時に流れ弾を喰らうハメに・・・

・取引先に訪問したら、社長が縄で縛られていた。強盗に入られて金品を盗まれた後にちょうどぼくが訪問してしまったようです。

 

大した事件でもないものもありますが、たった4年でこれだけのトラブルがありました。もっと長く銀行に勤務されている方は本当に色々ご経験されていると思います。

やはり「お金」を扱っているため、様々なトラブルの場に遭遇する可能性が高いですね。

 

取引先を他の銀行に奪われる

 

銀行の法人営業のノルマというのは「いくらお金を貸したか?」の残高です。

例えば、自分が50社担当していて全ての会社に1億ずつ融資をしていたら、残高は50億になります。

これを

 

支店長
支店長
6ヶ月後に55億にしなさい!

というのがノルマになります。

若手社員
若手社員
6ヶ月の間に5億を貸せばいいのか

 

と思いがちですが、そうではありません。なぜなら、融資している先は定期的に返済をしているからです。

毎月少しずつ返済で残高が減っていくので、5億を半年間で増やすためには結果的に10億、もしくはそれ以上の金額を貸し出さないとノルマを達成できないのです。

ただでさえ厳しいノルマなのに、さらにどん底に落とされるようなイベントが営業マンを襲います。それが、他の銀行に取引先に貸している融資を奪われる事です。

 

50億あった融資総額を6ヶ月で55億にすべく、毎月せっせと営業活動をしていると、突然こんな電話をもらうことがあります。

 

社長さん
社長さん
おたくの銀行から借りている1億円を◯◯銀行から代わりに借りることにしたから、返済させて〜

通常の返済に加え、1つの融資金額をまるまる返済されてしまうと、その期間でのノルマ達成はほぼ不可能になります。(もちろん金額によります)

しかも、銀行によって金利の差はほぼないに等しいので、他の銀行に取られるということは営業マン自身の対応に問題があるとみなされることがほとんどです。

このようなことが起きると、社内でとても怒られることは言うまでもありません・・・

 

 

飛び込み営業の難易度が高すぎる

 

前項で記載したように、ノルマを達成するためには多くの金額を貸し出さなければいけません。そのためには既存の担当先に貸し出すだけでは目標数字に達成しないことがほとんどです。

ですので、ノルマ達成のためには新規先を取ってこなければいけないのです。銀行の新規取引先の開拓は飛び込み営業が基本です。そして、飛び込み営業はベテラン行員でも失敗がほとんどと難易度がとても高いのです。

 

普通に考えてみれば分かるのですが、いきなり会社に飛び込んで

銀行員
銀行員
1億円借りませんか?

 

という提案をクロージングしないといけないので不可能な気がしますよね。そして、この提案にすぐさま乗っかってくるような会社は逆に貸せないという矛盾もあるのです。

 

飛び込んで、信頼関係を構築して実際の融資までのこぎつけるには相応の時間と知識が必要です。会社のビジネスモデル、業界知識、税務などなどその範囲は多岐に渡ります。

 

若い銀行員は飛び込んでみたはいいものの

 

若手社員
若手社員
お客さんの前で何を話していいか分からない

 

と悩む人がほとんどです。初めてお会いしたお客さんがどんな業界であっても経営についての会話をし、信頼を構築するには相当のスキルが必要です。

 

裏を返していうと、銀行の営業で新規がたくさん取れるようになると自分に自信がついていくと思います。ぼく自身、新規を取れるようになったくらいから銀行の仕事が少し分かって来て、とても楽しくなったきたことを覚えています。

 

社内で詰められる頻度と質がすごい

 

前述の通り、銀行の営業マンとしてノルマを達成することは容易くないにも関わらず、達成出来ないと、あたかも人間じゃないかのように詰められます。

これは銀行の中でも、どこの銀行か?そしてどの支店か?によって大きく異なります。ぼくは2つの支店を経験したのですが、運悪く、どちらとも厳しいことで有名な支店に配属されてしまいました・・・

社内で自分自身の身に起きた代表的な事例についてご紹介します。

 

営業会議の前には必ず憂鬱になる

 

毎週、決まった曜日に「営業会議」というものがありました。そこでは、各自ノルマに対しての進捗報告を行います。

基本的にはノルマを達成していないことがほとんどなので、「数字が足りていない訳」を話すことになります。

ぼくがいた支店では会議には30名ほどが参加し、営業マン1人1人が自身の数字の報告していました。それに対し、

支店長
支店長
いつまでにそれやるの?本当にそれできるの?そもそもなんでそれを今までやらなかったの?

と、何を言っても色々な角度から終わりのない質問(詰め?)がきます。どんなことを回答しても余計詰められるだけなので、正解の対応は

銀行員
銀行員
はい、おっしゃる通りです。大変申し訳ございません

と、とりあえず自分自身の過失を認めてひたすら謝罪することです。変に正論をいうと、終わりのない戦いに突入するので。

何よりもメンタル的にきついのが、このやり取りを大勢の前でやることです。

ぼくが実際に一番辛かったのは、自分に対しての内容で教育担当の先輩がめちゃくちゃ詰められているのを見ていることでした。

 

自分が詰められるのは当然ながら、時には自分自身が詰める側にならなければいけないこともあります。
 

営業には様々な項目のノルマが貼られます。融資額だけでなく、手数料や海外送金回数、年金獲得数など、その項目は多岐に渡ります。

当然、全ての項目の達成を支店としては目指すので、各項目に推進担当者をおきます。

ぼくがまだ2年目の時に、とある項目の推進担当者になりました。その際には、他の項目の自分の数字を棚に上げて、自分が担当する項目で達成出来てない先輩を詰めないといけないのです。

自分が他の数字を達成していないから、もしくは先輩に対して遠慮してたりすると

 

支店長
支店長
お前、推進担当者としてやる気あんの?達成しなかったらどうするつもり?

と、支店長に激詰めされます。ですので、自分のことは棚に上げて周囲のメンバーを叱咤激励しないといけないのです。

先輩に厳しく言えばいうほど、先輩が担当している項目では自分がめちゃくちゃ詰められるのは言うまでもありません・・・・。

若手の銀行員は社内でこのような逃げ場のない状況になることもしばしばです

 

まとめ

 

自身が転職してみて、改めて銀行は閉鎖的かつ特殊な環境だと感じました。

 

しかし、銀行の営業は社会人の土台を築く上では良い経験になったと思っています。対人スキルやお金周りの知識、財務諸表の見方など、実務を通してでないとつかないスキルと経験を学ばせてもらったと感じています。

しかし、ぼくは「スーパー銀行員」になりたい訳ではないので、銀行で学ぶべきものが一定身についた、と感じたタイミングで転職しました。

 

自分自身がなぜ、いまその職場で働くのか?を意識しながら働くことはとても大事なことだと考えています。

ぼくが次の就職先を決めずに、先に銀行を退職した経緯とその後については以下に記載しています。ご興味ある方はお読み頂ければと思います。

http://your-time-is-limited1988.com/banker-job-change/