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転職

退職を希望していた元同期の銀行員に転職しない理由を聞いてきた

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銀行を退職したいと言ってるのに辞めない銀行員の元同期

 
 
 
 
ぼくが銀行を辞めてそろそろ3年が経とうとしています。皆さんの中にも
 
 
 
 
若手社員
若手社員
今の会社にずっといていいのかな?

 
と思っている人は多いのではないのでしょうか?
 
 
銀行時代の同期の多くは『そろそろ転職しようかな』と口々にしていましたが、実際に転職した人と残り続けている人にはっきりと分かれてきました。
 
 
 
今回は、未だに銀行を退職をせずに、成績もそれなりに上げている同期に「将来のキャリアプラン」や「転職について」インタビューしてきました。(※会った目的は、ぼくの転職体験について聞きたいという向こうの要望でしたが笑)
 
 
 
インタビューをした背景として、ぼく自身が彼のことを他の企業でも活躍できると思っており、本人も「銀行は嫌だ」と言っていたにも関わらず、現状維持という選択肢を取っていることに関して疑問を持っているからです。
 
 
 
色々ご検討されている銀行員や大企業にお勤めの方のご参考になれば幸いです。
 
 
 
 

こんな人に読んでほしい

・銀行員の人

・これから働く人

・転職を考えている人

 
 

最近の近況はどうなの?

 
 
 

そそ
そそ
久しぶり!同期でも活躍してるって聞いてるけど最近どうなの?

 
 
 
 

同期Kくん
同期Kくん
一応、成績的には良い感じできているよ。有名で大きい支店にも配属されたし、社内評価は良い方だと思うよ

 
 
 

そそ
そそ
すごいね。今年で入社8年目になるけど、そろそろ役職者になれるんだっけ?

 
 
 
 

同期Kくん
同期Kくん
早ければ、今年の7月にマネージャーになれるよ。同期の中でも半分以上はなれるんじゃないかな?まあそれもみんな優秀な同期がいなくなったおかげなんだけどね。笑

 
 
 
 
 
 

そそ
そそ
最近はより一層、世間のコンプライアンス意識が強まってきたから、銀行内の雰囲気も変わってきた?

 
 
 
 

同期Kくん
同期Kくん
まあ少しは変わったかな。大声で罵倒するような、明らかな個人攻撃は減ったけど、言い方や態度などの表面的なものであって、根本は改善されていないと思うよ

 
 
 
 

そそ
そそ
そうだよね・・・・何十年もかけて作られた雰囲気はそう簡単に変わらないよね。ちなみ今の支店は大丈夫?

 
 
 

同期Kくん
同期Kくん
今は成績も安定してきたから割と大丈夫かな。半年くらい前まではやばかったよ。ある日、朝起きてベッドから起きられずに会社を休む日が1ヶ月に1回くらいあった。

 
 
 

そそ
そそ
え、お前でも!?(彼はとても病むようなタイプでないのでびっくりしました)  それはなんでなの?

 
 
 
 

同期Kくん
同期Kくん
副支店長が1人1人をみんなの前で怒鳴りつけるような人で・・・・大きい支店なので50人の前で毎日罵倒されるので、おかしくなりそうだった

 
 
 
 

そそ
そそ
最初の支店は俺も同じような経験したので気持ちは分かります・・・

 
 
 
 

同期Kくん
同期Kくん
俺はまだ良い方だったんだけど、狙われていた先輩は本当にひどかった。副支店長が座っている方の顔面半分の神経が動かなくなって、退職代行サービスを使って辞めていったよ・・。後任が俺だったから、引き継ぎが大変すぎてかなり地獄だった・・

 
 
 
 
 

そそ
そそ
相変わらず、色々損な役回りをしているんだな笑

 

 
 
 
 

これからは支店長とか目指すの?

 
 
 
 

そそ
そそ
ぶっちゃけ転職とか考えないの?俺はお前と仲良いし、同期だから正直に言うけど、それだけストレスを抱えながら銀行にいる意味が全く分からない笑。そのくらいの給料でストレスが50分の1の会社なんてたくさんあるよ

 
 
 
 

同期Kくん
同期Kくん
半年前の辛い時期は本当に考えたよ。でも、当時はそれよりも気が病みすぎて転職活動もやる気が起きなかった。今では身の回りの状況が改善されて、その余裕は少しはあるけど、結婚もしたから、一旦様子見している

 
 
 
 

そそ
そそ
反論させてもらうけど(笑)、それだけのストレスがありながら2,000万も給料もらっているわけでもなし、銀行の将来を考えた時に給料が上がる気配ないから、結婚は転職しないことと関係ないんじゃない?

 
 
 
 

同期Kくん
同期Kくん
まあ給料面ではそうだな・・・。でも勤務時間は一応厳しく決まっているし、土日休みだから、労働環境的には悪くないかな、と思ってる

 
 
 
 

そそ
そそ
いやいや、もっとストレスなくて、同じ勤務時間の会社とか山ほどあるから笑 しかも銀行って上司が誘ってくる飲み会や歓送迎会や接待ゴルフを考えたら、プライベートな時間取られずぎだからね

 
 
 

同期Kくん
同期Kくん
まあそれも分かってはいるんだけどね。転職で失敗するケースもあるし、さっきも言ったように、早ければ今年には役職者になれるというのもあるんだよね

 
 
 
 

そそ
そそ
気持ちは分からなくはないけど、その行動自体を考えたら、銀行で上に行きたいって言っていることと同義になるけど解釈合ってる?支店長になりたいの?

 
 
 
 

同期Kくん
同期Kくん
いや、それは全くないわ。支店長は役員に数字で詰められて、ストレスやばそうだし、それ以上の昇進はほとんどできないし。

 
 
 

そそ
そそ
じゃあ尚更なんで・・・・・?

 
 
 

同期Kくん
同期Kくん
うーん、正直、自分が他の企業で通用する自信がないし、上手くいくイメージが全くないんだよね。

 
 
 
 
 
そこから、彼が考える『銀行を離れられない理由』について聞きました。ボイスレコーダーで録音したものを書き起こしているのですが、彼の『辞めない理由』に関して、ぼくが反論するような会話になってしまっていたので、後日とても反省しました笑
 
 
 
※さらに後日談ですが、奥様が彼に対して銀行を辞めてほしいと以前から思っていたらしく、ぼくと会話した後に、転職活動をし始めたことに関して、お礼のお手紙を頂きました笑。嫁ブロックの世間の流れとは真逆のご家庭でした。
 
 
 

退職したいけど出来ない銀行員

 
 
 
 
彼だけでなく、同期や大学時代の友人も含めて50人以上の銀行員に転職の話を聞き、その8割以上が銀行を辞めたいと言っていました。
 
 
 
では、なぜ彼らが転職活動をしないのでしょうか?
 
 
 
 

銀行内の振る舞い方が分かってくることによる自己肯定感

 
 
入社したての時は、やる気満々で会社外でも勉強をして資格を取ったり、経済にニュースを読んでた人が、銀行の業務の実態を見ていく中でどんどん輝きを失っていきます。

具体的には

 
 
「意味不明な社内ルール」
 
「ストレスに対しての給料の低さ」
 
「完全年功序列の評価制度」
 
 
などです。
 
 
 
そして20代後半になってくると入社当初に感じていた、銀行ならではの違和感や不信感についての対処法が身についてきます
 
 
 
・派閥を知り、服従すべき上司が見極められる
 
・稟議の可否は社内人脈によるものだと知る
 
・社会的信用があると自分に言い聞かせる
 
 
 
銀行員本人が悪いのではなく、独自の文化が確立されている銀行で生き残っていくためには、そうしなければいけないので仕方のないことです。ぼくの同期のKくんもまさにそのタイプでした。
 
 
 
ある程度の銀行経験を積むと、以下のような思考の違いによって進路が変わっていきます。
 
 
 
 

そそ
そそ
銀行っていう業務が大体分かったから違うことしてみよう

 
 
 

同期Kくん
同期Kくん
せっかく銀行内での動き方が分かったから辞めたらもったいない

 
 
 
前者は転職したぼくの場合であり、後者は銀行にいることを現時点では選んでいるKくんの思考です。他の同期で退職して転職した人も、ぼくと同じようなことを言って銀行を去っていくケースが多かったです。
 
 
 
 

銀行のシステムに搾取される小利口な人の考え方

 
 
 
20代後半の銀行業務が慣れてきたタイミングで、少し給料が上がったり、役職になれたりします。銀行員なので普通の人よりも損得勘定を考えることが出来、真面目であればあるほど、そのシステムに翻弄される傾向があります
 
 
 
銀行で成績を残せるようになり、年齢も比較的若く、転職市場的に価値があるタイミングで、給料や役職を与える銀行の人事システムは本当に良く出来ているなぁと思いました。
 
 
 
 
しかし、そんなことに振り回されるのは銀行という世界しか知らないからです。一度、銀行から離れた身からすると、そんな数万の給料や銀行の役職なんてどうでもいいことです。特に20代、30代のビジネス人生は何にも変え難いほどの価値があるものだと思います。
 
 
 
さらに付け加えると、銀行の法人営業で成績をある一定の成績を残せる人は他の企業でも活躍できると思っています。そして、頑張った分だけ自分にリターンがあるような会社もたくさんあります。
 
 
 
一方、銀行はどれだけ数字を残しても自分の給与に反映されることはありません。しかもストレスを考えたら、毎月の給与収入は低すぎます。(ぼくも転職して色々な人に話を聞いてから初めて知りました)
 
 
 
銀行は副業もできないので、会社員の給料が人生で稼げるお金のほぼ上限です。銀行では合理的な判断をできる人が、知っている世界が狭すぎる故にミスジャッジしているケースはたくさんあるのではないか?というのが結論です。
 
 
 
・転職を考えるタイミングで、給料や役職などの待遇が上がる仕組み
 
・視野が狭いと銀行員の考え方が全てになってしまう
 
・銀行員の場合、給料が自分が稼げる金額の上限
 
 
 
 
 
 

転職の考え方がそもそも間違っている

 
 
 
Kくんをはじめ、銀行員の人から転職相談される際によく聞くのが
 
 
 
 

転職希望者
転職希望者
もっと実績が出てから転職活動しないと良い就職先が見つからない

 
 
 
 

転職希望者
転職希望者
今の自分では他で通用するスキルがないから不安

 
 
 
といった内容です。これらの気持ちは、ぼくも銀行員の端くれだったのでよく分かります。
 
 
 
こういった不安が形を変えると、先ほどのKくんのような「あと1年で役職者になれる」のようになってしまいます。他にも「今の案件が決まれば大きな成果が出る」などが挙げられます。転職希望者からこのような内容の発言を何回聞いたか分かりません。
 
 
 
しかし、転職において銀行の数億や数十億の案件が実際に成約になったかどうか?はあまり関係ありません。
 
 
 
その結果自体よりも、なぜ他の人が目をつけなかった問題に着手し、どうやってその課題を解こうとしたか?が重要なのです。反対に結果が出ても、その過程を話せないと転職活動では全く評価されません。
 
 
さらに、銀行員でありがちなのが、自分の成績が上がらない時や支店で上手くいっていない時に転職活動を考え、少し状況が落ち着いてくると転職を考えなくなるといったケースです。
 
 
 
 
これは転職市場の価値と全く逆の動きをしています
 
 
 
 
たとえ大きな成果がなくても一定期間の銀行での業務経験があり、かつ年齢が若い時に市場価値が高く転職活動を成功させやすいです。
 
 
 
そしてスキルに関しては3年〜4年の銀行での営業経験があれば、自身が気付いていないだけで市場では評価されます
 
 
 
さらに、銀行は長くいればいるほど、スキルが指数関数的に身につく仕事ではありません。本部のM&Aなどの業務を行なっているのであれば別ですが、営業に関しては「スキルがついてから」が転職活動をしない理由になりません。
 
 
 
極論、転職はしなくてもいいですが、転職活動は絶対にした方がいいです。これだけは間違いがありません。くだらない飲み会やスマホいじっている時間を他の業界を見たり、そこで働いている人に話を聞くことで世界が変わります。
 
 
 
 
 

まとめ

 
 
 
今回は多くの銀行員の転職相談を受けてきた感想や意見を書かせて頂きました。これは銀行に限らず、大企業サラリーマンに当てはまるのではないか?と思います。
 
 
 
会社員でいると、「行動しない理由」はいくらでも出てきます。しかし、そのままでは今の会社で、今の仕事の延長線上でビジネス人生が終わってしまいます。
 

 
 
もしそれが本意でないなら、小さなアクションでもいいので行動を起こしていくことが大切です。最後に記載したように転職しなくてもいいので、『転職活動をする』ことが大切です。